【中央社】口腔の健康は全身の健康を左右する重要な指標です。歯科医師の黄万騰氏は、歯周病や歯の損傷を引き起こす真の元凶は単なる歯石ではなく、目に見えない細菌の塊「バイオフィルム」による慢性炎症であるとし、適切なブラッシングと定期検診の重要性を強調しました。
黄氏は最近、オンライン講座「名医が我が家にやってくる」に招待され、「8020運動」から「バイオフィルム管理」に至る最新の歯科医療トレンドについて語りました。黄氏によれば、高齢者の歯の喪失は老化による必然ではなく、長年にわたる口腔ケアの不足が原因であることが多く、歯の健康は全身の健康状態を示す最も誠実な記録であると指摘しています。
番組司会者の許心華氏は、高齢社会において「80歳で20本の自分の歯を残す」という「8020運動」が、世界的に重要な指標となっていると説明しました。
黄氏は、医学研究の進歩により歯科治療の主敵が明確になったと述べました。バイオフィルムは高い耐性を持つ細菌群で、歯や歯周組織に長期付着して慢性炎症を引き起こし、心血管疾患や糖尿病、神経変性疾患とも関連しています。現在の歯科治療は、従来の「歯石取り」から、超音波スケーリング、プロによる口腔ケア(PMTC)、GBT噴射技術、レーザー補助療法などを組み合わせた「バイオフィルム管理」へと進化しています。
また、審美歯科治療について黄氏は、健康な口腔環境が土台であると注意を促しました。歯周病が不安定な状態でホワイトニングを行うと、かえって過敏症や炎症を悪化させる恐れがあるため、まずはバイオフィルム制御と歯周治療を優先すべきだとアドバイスしています。
「8020」の目標を達成するために、黄氏は日常生活での予防、ライフスタイルの管理、欠損歯の早期修復という3つの戦略を提示し、正しいブラッシングやデンタルフロスの使用、食生活のコントロールと定期検診が最も重要であると改めて訴えました。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:調査
- 製品・サービス:バイオフィルム管理 / PMTC