【中央社】

(中央社記者王心妤/台中25日電)歌手のロン・チェンユー(龍千玉)が25日夜、台中の中興大学恵蓀堂でコンサート「男人情女人心」を開催した。彼女は客席にいた90歳近い母親に向かってステージ上で跪き、「私が最も辛かった時期、母がいなければ今の私はありませんでした」と涙ながらに語り、深く頭を下げた。また、恩師であるフォン・フェイフェイ(鳳飛飛)のメドレーを歌い、敬意を表した。

ロン・チェンユーは人生初のソロコンサートのために200万台湾ドル(約950万円)を投じ、12着のステージ衣装を製作。次々と衣装を替える変装ショーを披露した。最初のパートでは弟のジャン・ジーフェン(江志豊)をゲストに迎えてデュエットし、その後、白いドレスから青いドレスに着替えた際、客席の母親に跪いた。

ロン・チェンユーは感極まった様子で、「最も苦しかった時期、母がいなければ、私はもうこの世にいなかったでしょう」と語った。多くの人は母親の小言をうるさいと感じるかもしれないが、自分はそうは思わないとし、特に命がけで自分を産んでくれたことに触れ、「無事に産まれれば鶏酒(産後の栄養食)を飲めるが、産まれなければ棺桶が待っている」という例えを出し、母への感謝を綴った歌「カジャン(お母さん)よ」を歌いながら激しく涙を流した。客席の母親もそれを見て涙を拭っていた。

続いてロン・チェンユーは、自身を芸能界に導いてくれたフォン・フェイフェイを偲び、「流水年華」や「好好愛我」などの名曲メドレーを披露。彼女は「フォン姉さん(フォン・フェイフェイ)には本当に感謝しています。かつて半年間も彼女の家に住まわせてくれました。今の歌手で彼女を超えることはできないでしょう。これらの歌は姉さんへの感謝と思慕の情です」と声を詰まらせた。また、コンサート開催を決めた際、最初に亡きタレントのツァオ・シーピン(曹西平)に電話をし、多くの支持を得たエピソードを語る場面でも、惜別の情を抑えきれず涙を流した。

今夜のコンサートはゲスト陣も豪華で、ジャン・ジーフェン、ジャン・ジーメイ(江志美)、ヤン・ジャー(楊哲)、シエ・ジンジン(謝金晶)、シャオ・ダルン(邵大倫)らが登場。最後はヤン・ジャーと代表曲「男人情女人心」や新曲「心相逢」をデュエットし、「祝你馬到成功」で締めくくった。ファンからの熱狂的な歓声の中、人生初のソロコンサートは温かい雰囲気で幕を閉じた。

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  • 出典:中央社 CNA
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