【中央社】台北栄民総医院の陳威明院長の名を騙り、医薬品を販売する詐欺が相次いでいる問題で、台北市警察局北投分局は25日、これまでに詐欺広告やSNSアカウント計105件の削除を要請したことを明らかにした。同署は病院側と即時連絡体制を構築し、被害者に対して証拠を保存した上で速やかに通報するよう呼びかけている。
陳院長は23日の診察中、複数の患者から「ネットで院長が薬を売っているのを見たので購入したい」と尋ねられ、中には関節用軟膏を購入してしまった被害者もいたという。陳院長はインタビューに対し、詐欺グループがAIによる音声合成技術を悪用して金銭を騙し取っていると指摘し、被害者に対して共同提訴を呼びかけた。
台北栄民総医院は声明を発表し、同院の医師が商品を宣伝・販売することは一切ないと強調。「関連広告を見かけても決して購入やクリックをせず、直ちにプラットフォームへの通報や165反詐欺専用ダイヤルへ連絡してほしい」と警戒を促した。
警察の調べによると、詐欺グループは医師の権威を悪用して嘘の宣伝を行っており、金銭被害だけでなく、成分不明の薬による健康被害や、適切な受診機会の逸失といった深刻な二次被害も懸念される。士林地方検察署はこの事態を重く見て、検察官を指名して捜査を進めている。
北投分局は、ネット上で詐欺情報を見つけた場合は「これは詐欺なので注意してください」とコメントを残し、プラットフォームの通報機能や165ダイヤルを通じて情報を共有するよう、市民に協力を求めている。
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- 出典:中央社 CNA
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