中央社記者温貴香、台北報道。総統府の郭雅慧報道官は25日、頼清德総統の専用機任務について、例年通り担当航空会社を通じて主要航路および代替航路の申請を行っており、手続きに瑕疵はないと説明しました。頼総統が予定していたエスワティニ訪問に関し、モーリシャス等から4月中旬の時点で飛行許可を取得していたとし、「飛行許可が未承認であった」とする一部の報道は事実無根であり、明らかなデマであると一蹴しました。
頼総統は22日からアフリカの友好国エスワティニを訪問する予定でしたが、セーシェル、モーリシャス、マダガスカルが突然専用機の飛行許可を取り消したため、行程を一時見合わせました。メディアの一部は「モーリシャス当局は当初から申請を承認していなかった」と報じていました。
郭報道官はメディアの取材に対し、今回の件について民主主義国家のパートナー諸国も、中国による圧力であることを共通認識として持っていると述べました。また、北京が政治的圧力をかけて第三国に飛行許可を臨時変更させる手法に反対する国際的な声があることを強調しました。
郭氏は「圧力を受けている第三国の名を借りて、作り話をしたり事実を歪曲したりすることは極めて不適切であり、明らかに悪質なデマである」と強く非難しました。台湾は専用機の安全を確保するため、適切に手続きを行っており、今回の件でも4月中旬に承認を得ていたという事実を再確認しました。
また、中国が経済的威圧を用いて第三国に圧力をかけ、台湾の外交活動を妨害することに対し、国際社会からも疑問の声が上がっていると指摘。圧力を受けている国の状況を逆手に取って事実を捻じ曲げるような言説には驚きを禁じ得ないと述べました。
最後に郭氏は、米国務省やEU、日本、ドイツ、フランスなどが台湾への支持を表明したことに感謝の意を表し、中国による政治的圧力が国際的な外交活動を妨害しているということが国際的な共通認識となっていると語りました。そして、「中国による圧力が強まるほど、世界は台湾をより注目するようになる。台湾は今後も価値観を共有する民主主義陣営と連携し、民主的価値を守り抜く」と強調しました。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:ニュース
- 原文内の日付:22日(頼清徳総統がスワジランド訪問予定だった日)