【中央社ジュネーブ26日】駐ジュネーブ台湾経済文化代表処は、ドキュメンタリー映画『造山者(山を造る者)』の上映会を開催しました。本作はスイスで初公開となり、スイスの地元政治家や国際機関の職員、台湾出身の在留同胞らが参加し、台湾が農業社会から世界的なハイテク産業の重要拠点へと変貌を遂げた伝説的な歩みと、その産業における文化的な回復力を見届けました。
上映会は24日午後、ジュネーブの映画館「Fonction Cinéma」で行われました。ジュネーブ州議会議員のマルク・ファルケ氏をはじめとする地元の政治家や、国際機関・NGOの関係者が出席し、台湾のテクノロジーに対する高い関心が示されました。駐ジュネーブ代表の李冠徳氏は挨拶の中で、この作品が台湾の半導体産業がゼロから立ち上がるまでの歴史を克明に記録していると述べ、台湾が国際的なサプライチェーンにおいて極めて重要な地位にあること、また民主的な価値観に基づくグローバルな技術チェーンと深く結びついていることを強調しました。
会場には長年スイスで活躍するベテランの同胞から、ジュネーブやチューリッヒで学ぶ若手まで幅広い層が集まりました。多くの参加者が、故郷の先人たちが困難を乗り越えて台湾を世界の最先端へと導いた歴史に感銘を受け、誇り高い気持ちを共有しました。
上映後、ファルケ州議会議員は台湾のハイテク産業の先駆者たちを称賛しました。彼は、地政学的リスクや資源の乏しさといった課題を克服し、粘り強く努力を続けた台湾人の「打拼精神」を高く評価。「台湾の半導体産業の発展は、単なる産業政策の成功例にとどまらず、台湾の人々の努力が積み重なった物語である」と語り、世界各国が学ぶべき模範であると述べました。
上映後の交流会では、スイスの要人と台湾の同胞らが、台湾のデジタル転換の経験や台瑞(台湾・スイス)間の経済協力、イノベーション技術の発展などについて活発に意見を交わしました。今回のイベントを通じて、台湾の産業が持つソフトパワーがスイス社会に深く浸透し、在留同胞の結束もより強固なものとなりました。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:イベント
- 関連組織:Fonction Cinéma(ジュネーブの映画館)
- 製品・サービス:ドキュメンタリー映画「造山者」