【中央社イスラマバード25日電】数千人の死者を出し、世界市場を混乱させている紛争の終結に向けパキスタンが仲裁に乗り出す中、イラン側は米国との直接会談の予定はないと表明した。イランの立場はパキスタンを通じて伝達され、米国の「極端な要求」は受け入れない姿勢を明確にしている。
ロイター通信によると、ホワイトハウスはトランプ大統領の特使であるスティーブ・ウィトコフ氏とジャレッド・クシュナー氏が、パキスタンの首都イスラマバードを訪問すると発表した。しかし現時点でイランは、新たな直接対話の可能性を排除している。
イランのアッバス・アラグチ外相は、パキスタンのシャバズ・シャリフ首相ら高官と会談を行った。紛争は9週目に突入し、エネルギー価格の高騰によるインフレと世界経済への悪影響が深刻化している。トランプ大統領は今週、停戦合意を延長した。
アラグチ外相は公式テレグラムで、停戦に向けた最新の進展と、イランに強要されたこの戦争を終結させるための原則的な立場をパキスタン側に説明したと明かした。イスラマバードにいるイランの外交筋は、米国の要求に対する懸念について、「原則として、イラン側は極端な要求を受け入れることはない」とロイター通信に語った。
一方、ヘグセス米国防長官は、「イランが核兵器を放棄すれば、有利な合意に達する賢明な選択の余地は残されている」と述べている。
アラグチ外相は24日にイスラマバードに到着したが、イラン外務省の報道官はSNSで、米国代表との会談計画はないと強調した。トランプ大統領は24日、イラン側が要求を満たすための案を提示する計画があるとロイターに語ったが、詳細は不明であり、「我々は実権を握る人物と交渉している」と述べるに留まった。
ホワイトハウスのレビット報道官は、ここ数日でイラン側に一定の進展が見られたとして、週末に向けた成果に期待を寄せている。また、バンス副大統領もパキスタン派遣の準備を整えているという。
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- 出典:中央社 CNA
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