【中央社東京26日電】今年実施された日本の衆議院選挙において、自民党内では高市早苗首相の人気を背景に初当選を果たした議員が多く誕生した。これらの「高市チルドレン」と呼ばれる62名の議員らは、新たに「鹿鳴会」というグループを結成し、高市氏を支える重要な基盤として注目されている。

共同通信によると、23日に国会周辺のホテルで行われた「鹿鳴会」の懇親会には、普段は会食を苦手とする高市首相もサプライズで出席し、「この任期中に全力で取り組み、成果を出してほしい」と新人議員らを激励した。

今回の衆院選では、追加公認を含め自民党から316名が当選し、そのうち2割強を占める66名が初当選の新人だった。鹿鳴会には、参議院からの転身組を除く新人のほぼ全員が参加しており、比例北関東ブロック選出で最年長の西条昌良氏(71)が会長を務める。

西条会長は「鹿鳴会」という名称の由来について、「私たちは『高市チルドレン』と呼ばれている。首相といえば奈良、奈良といえば奈良公園の鹿を連想する。また、鹿は危険を感じると鳴いて仲間に知らせる習性があるため、同期の絆と団結の決意を込めた」と説明している。

分析によると、高市内閣は比較的高い支持率を維持しているものの、高市氏自身は無派閥であり、党内基盤が強固とは言い難い。そのため、この新グループの存在は今後の政治的な支柱として期待されている。

高市氏は保守色が強く、党内には「日本尊厳と国家利益を護る会」や「責任ある積極財政を推進する議員連盟」など、同氏の理念に共鳴するグループが存在する。新人や再選議員の加入により、こうした勢力は拡大を続けている。

また、高市氏に近い国会議員らは、党内幹部らに対して近日設立予定の議員連盟への参加を呼びかけている。選挙後、自民党内では旧派閥や昨年の総裁選の陣営を中心とした動きが活発化しており、ある高市氏側近の議員は「他派閥に勢力を誇示するためにも、一人でも多くの議員を新しい連盟に巻き込む必要がある」と語った。

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  • 出典:中央社 CNA
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