低軌道衛星およびミリ波通信部品メーカーである昇達科技(サテライト・テクノロジー)の陳淑敏董事長は、法悦会(投資家向け説明会)において、第1四半期の低軌道衛星関連製品の売上が前期比40%増、前年同期比131%増と大幅に成長したことを明らかにしました。同社の売上構成比において、低軌道衛星関連は昨年初頭の57%から第1四半期には80%まで拡大しています。呉東義総経理によると、現在2四半期分の受注残を抱えており、既存の生産能力で今後2年間の需要に対応可能です。また、ベトナムの新工場は2027年第3四半期の稼働を予定しています。
業績面では、第1四半期の連結売上高は10.2億台湾ドルで前年同期比65%増となり、四半期ベースで過去最高を更新しました。粗利益率は58%に向上し、税引後純利益は前年同期比77%増の2.53億台湾ドル、1株当たり利益(EPS)は3.68台湾ドルに達しました。
技術面では、次世代衛星通信の鍵となる「光星間リンク(OISL)」関連コンポーネントの量産を開始しました。これは国際的な低軌道衛星サプライチェーンにおける同社の地位を強化するものです。陳董事長は、宇宙経済の発展やAIデータセンターの需要増が、さらなる部品需要を喚起すると予測しています。また、呉総経理は、同社のミリ波技術の優位性と、宇宙空間での5年以上の運用実績という高い参入障壁が、顧客からの信頼につながっていると強調しました。
今後は、低軌道衛星の商用化が加速する中で、海事通信、航空ネットワーク、企業向け専用網、衛星直接通信(DTC)など、応用範囲が拡大していく見通しです。昇達科は、衛星ペイロード、地上局、ユーザー端末の3大システムをカバーする技術力と、グローバルな生産体制を武器に、さらなる市場シェアの拡大を目指します。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:新製品
- 関連組織:SpasX (SpaceX) / Amazon (Amazon LEO) / Blue Origin
- 原文内の日付:2027年第3季 (ベトナム新工場投產予定)
- 製品・サービス:ミリ波通信部品 / 光衛星間リンク(OISL)部品