【中央社】日本国内で麻疹(はしか)の感染拡大が続いています。公式統計によると、今年の全国の感染者数はすでに300人を突破しました。これは昨年の年間総数を上回り、前年同期比で4倍以上の増加となっており、ここ10年で最も高い水準に迫る勢いです。保健当局は、ワクチン接種状況の早急な確認と、疑わしい症状がある場合には外出を控えるよう呼びかけています。

TBSの報道によれば、国立健康危機管理研究機構の統計では、19日時点で医療機関から報告された麻疹の感染者数は362人に達しました。2025年通年の265人を大幅に上回り、昨年同期と比較すると約4.4倍の増加で、感染拡大のスピードは過去10年2019年に次ぐ速さとなっています。

また、フジテレビ(FNN)によると、東京都内でも感染が急速に広がっており、新宿区の小学校では麻疹の集団感染が発生し、学年閉鎖の事態となりました。当該校の発表では、21日時点で児童18人の感染が確認されていましたが、24日には児童41人、教職員6人の計47人にまで増加し、わずか1週間足らずで倍増しました。感染者全員に海外渡航歴はなく、いずれも回復は順調とのことです。

都内の診療所でも麻疹に関する相談が増加しています。ある診療所の院長は「ここ2週間、特に直近の1週間は毎日、麻疹に関する問い合わせや疑いのある患者が来院しており、近年では記憶にない状況だ」と語りました。

ゴールデンウィークの連休を控え、人の移動が増えることでさらなる感染拡大が懸念されています。麻疹は空気感染する極めて感染力の強いウイルス性疾患で、発症後約10日で高熱や発疹が現れ、重症化すると肺炎などを併発する恐れがあります。

麻疹はマスクや手洗いだけでは完全な予防が困難であり、最も有効な対策はワクチンを2回接種することです。厚生労働省は、東京都では一時的にワクチン需要が供給を上回る可能性があるものの、全国的には十分な在庫があるとしています。国民に対しては自身のワクチン接種記録の確認を推奨するとともに、疑わしい症状が出た場合は外出を控え、医療機関を受診する際は適切な感染防止対策をとるよう強く求めています。

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  • 出典:中央社 CNA
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