【中央社桃園28日】中央大学で順次開催されている115年全国大專校院運動会(全大運)において、テコンドー女子67kg級の羅嘉翎選手が、自身初となる同大会での金メダルを獲得した。彼女は最近、日本のプロキックボクサー・木村萌那選手の動きを研究していることを明かした。

「国民の恋人」と称される羅選手は、東京五輪での銅メダル獲得で一躍有名となった。しかし近年は左脚の疲労骨折に悩まされ、怪我を抱えながらの戦いが続いていた。昨年、医療チームの勧めで手術を決断し、完治を目指した彼女は、先日のベルギーオープンで銀メダルを獲得し、久しぶりに国際大会の表彰台に返り咲いた。

これまで国際大会と日程が重なり出場できなかった全大運に、輔仁大学大学院2年の羅選手が「全大運ルーキー」として初出場。公開女子67kg級の決勝で彰化師範大学の王薇嘉選手を2対1で下し、見事金メダルを手にした。なお、115年全国大專校院運動会の本大会は5月2日から6日まで中央大学で開催される。

試合後の囲み取材で、羅選手は大会前の練習で右太もも裏を肉離れしていたことを告白した。大会前には十分な休息を取れたものの、翌日には今後の大会に向けたPRP(多血小板血漿)療法を受ける予定だという。24歳にして「年をとったのか、回復が以前より遅く、試合翌日は筋肉痛がひどい」と冗談交じりに語った。

また、技術向上のため、日本のプロキックボクサー・木村萌那選手の動画を頻繁に視聴し、その動きや技巧を模倣して自身の経験に取り入れていると明かした。

怪我を乗り越えてコートに戻った羅選手は、「負けることは怖くない」という心境の変化を口にした。復帰当初は再発を恐れ消極的になっていたが、現在は「ゼロからのスタート」と割り切り、勝敗に関わらず全てが成長の糧であると考えているという。

会場で熱心に戦術を指示していた劉聡達コーチは、国内トップ選手である彼女に対し、周囲が挑戦者として挑んでくるためプレッシャーは大きいと語った。羅選手自身も緊張は避けられないとしつつも、「周囲の声に惑わされず、自分とコーチに集中するようにしている」と力強く語った。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:イベント
  • 原文内の日付:5月2日から6日
  • 製品・サービス:テコンドー競技 / スポーツ医療(PRP治療)