日本空手松濤連盟(JKS)の首席師範であり、黒帯九段の香川政夫氏が、フィンランドでマスタークラスを開催し、会場は熱心な受講生で満席となりました。世界空手連盟(WKF)によると、空手は世界190カ国以上で1億人以上が学んでおり、香川氏はその普及を牽引する一人です。ベルギー、オランダを経て、ヘルシンキが今回の欧州ツアーの最終地となりました。

香川氏は中央社の取材に対し、空手が言語や文化の壁を越えて世界に根付いたのは、勝敗のためではなく、内面から湧き出る強さがあるからだと語りました。大阪出身で帝京大学空手道部師範を務める同氏は、空手の本質は「武道精神」にあり、自身の弱さを克服し、困難に直面しても揺るがない心と他者への優しさを養うことにあると説きます。また、時代や身体機能の変化にかかわらず、「基本(Kihon)」と「形(Kata)」を疎かにしてはならないと強調しました。

若手世代に対しては、器用さがある一方で忍耐力に欠ける面を懸念しつつも、無限の可能性を信じて挑戦し続けるよう激励しました。主催者であるフィンランドJKSの首席コーチ、リサ・リー・グリーンスパン氏は、香川氏の指導を通じて「頂点に立つとは金メダルを取ることではなく、より良い自分を成し遂げることだ」と語りました。香川氏は最後に、空手は内面から自信を築き、人生に対する姿勢を形成するものであり、それを次世代に伝えていきたいと結びました。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:イベント
  • 製品・サービス:空手道マスタークラス