中央社(台北)の報道によると、台北市の蔣萬安市長は29日、沈伯洋議員が提唱した「無限城フォーラム(都市間交流の新たな枠組み)」について言及し、市が2年連続で開催している「台北国際都市フォーラム」への沈氏の参加を歓迎する姿勢を示した。これに対し沈氏は、フォーラムの焦点は首長同士の対話ではなく、市民参加や現場の交流にあるべきだと反論した。

次期台北市長選の有力候補として名が挙がる沈氏は、かねてより上海との「双城フォーラム」の必要性に疑問を呈しており、台北が国際都市として東京やニューヨーク、パリなどと連携する「無限城フォーラム」の構想を語っていた。蔣市長はこれに対し、既存の台北国際都市フォーラムの枠組みを活用するよう呼びかけた形だ。

沈氏は、同日に開催された民進党台北市党部のイベント後の取材で、「フォーラムの重要性は私自身が参加できるかどうかではなく、いかに市民を巻き込み、地域社会と連携して継続的な成果を出せるかにある」と強調。特定の首長のみが主導する形式ではなく、市民が主役となる交流の重要性を説いた。

また、長年継続されている「双城フォーラム」についても、相手方政府の信頼性や市民の関心の低下に言及し、資源をより有意義な課題に配分すべきだと主張した。同氏は、台北市長選に関する党内の公認候補決定は党中央に委ねるとしつつも、市議会議員らと連携し、台北のために全力を尽くすと語った。

なお、同席した呉沛憶議員は、党内の結束を強調し「台北チームとして若さと活力を武器に、素晴らしい選挙戦を展開する」と決意を述べた。沈氏も、目標を一つにする中で派閥の垣根は存在せず、完全な団結を約束した。

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  • 出典:中央社 CNA
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