【中央社】北京の中国大陸・国務院台湾事務弁公室(国台弁)は29日、甘粛省で24日に発生した台湾人観光客を乗せた遊覧車の転覆事故を受け、関係当局が直ちに緊急対応メカニズムを発動し、負傷者への医療支援や保険金の請求手続き、遺族のサポートなどを行っていると発表した。

事故は24日午後、甘粛省甘南チベット族自治州夏河県の「甘加秘境」景区で発生した。台湾人観光客13名を乗せた遊覧車が転覆し、1名が死亡、12名が軽傷を負った。海峡交流基金会(海基会)は25日、事実関係を認め、台北市旅行公会や蘭州の台商協会と連携し、陸委員会などと協力して対応に当たっていると説明していた。

29日の定例記者会見で、事故発生後の台湾当局への公式通報の有無を問われた国台弁の陳斌華報道官は、民進党政権が「九二共識(一つの中国原則)」を認めないため、両岸の対話メカニズムは停止していると述べ、同政権が台湾市民を欺いていると批判した。その上で、事故の被害者や遺族に対して哀悼の意と見舞いを表明し、中国側は台湾同胞の安全保護を重視していると強調した。

また陳報道官は、両岸の観光交流の正常化を望むとし、台湾側に対し「禁団令」を早急に解除するよう求めた。これに対し、台湾の陸委員会は27日の時点で、国民の身の安全や自由が保証されない限り禁団令は解除できないと反論しており、中国側が相次いで制定した国家安全法規や「懲独22条意見」が、国民の渡航の安全を脅かしているとの懸念を示している。

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  • 出典:中央社 CNA
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