台湾の国家発展委員会が主催する「創業綻放(Startup Bloom)-創業大連盟コンテスト」のトップ100社が決定した。同委員会の葉俊顕主委は、本コンテストを単なる競争の場ではなく、活力あるイノベーション・エコシステムを構築し、台湾を半導体のみならず世界のイノベーションの震源地とするための重要なマイルストーンであると位置づけた。また、バイオ・医療分野が台湾の次なる「護国神山(国家の屋台骨となる産業)」へと成長することに強い期待感を示した。

「創業綻放」は、台湾史上最大規模の創業コンテストであり、総額3億台湾ドルを超える支援金を拠出する。最大規模の選抜量、最高水準の支援金、充実した育成リソース、そして1億台湾ドル規模の投資機会を4つの柱としている。昨年の公募開始以来、計2,805チームが応募した。一次審査を通過した300社は、ブートキャンプやメンターによる個別指導を経て、この度100社の入賞チームが選出された。各チームには300万台湾ドルの支援金が授与され、上位30チームは5月の決勝戦で最高1,000万台湾ドルの追加支援を競うことになる。

葉主委は記者会見の挨拶で、政府が新興企業の強力な後ろ盾となり、AI関連の主要建設プロジェクトを推進しつつ、全土でスタートアップの熱量を高めていきたいと抱負を述べた。特に、今回の応募チームの中にAI応用分野への参入が多く見られたことは、政府が掲げる「AI新十大建設」を推進する上で大きな力となると評価した。

入賞した100社の内訳は、「消費生活」分野が38社で最も多く、「グリーン・サステナビリティ」および「先端テクノロジー」分野が各31社となった。台湾ベンチャーキャピタル協会(CVCA)の謝睿哲秘書長によると、入賞企業の領域は教育、食品、交通、ヘルスケアから循環経済、カーボンニュートラルまで極めて多様である。

先端テクノロジー分野においては、バイオ・医薬が9社29%)で最多となり、AI・半導体が6社19%)と続いた。謝氏は、バイオ・医療とAI、半導体、クラウド技術が融合し、高技術かつ国際競争力のある「ディープテック」へと集約されているトレンドを指摘した。葉主委も、バイオ・医療分野の発展スピードが極めて速いことに注目し、同分野が半導体に続く台湾の重要な産業の柱となる可能性を強調した。

先端テクノロジー組の召集人を務める詹文男氏も、台湾の医療技術は世界水準にあり、医療チーム、学術研究、エンジニアリングの3分野が融合することで、国際市場に挑戦できる大きなポテンシャルが生まれていると確信を語った。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:イベント
  • 関連組織:創投公會 (ベンチャーキャピタル協会)
  • 製品・サービス:創業コンテスト / メンターシッププログラム