香港の明報は、中国の大学で相次ぐ性スキャンダルの最新事例として、著名な歴史学者である楊念群氏が関与していると報じた。62歳の楊氏は、中国人民大学清史研究所教授であり、国家清史編纂委員会委員などを務める中国史学界のリーダー的存在だ。楊氏は清末民初の著名人である梁啓超を曾祖父に持つ名門の出身としても知られる。
今回、劉という姓の女性が、楊氏が複数の女性と「不適切な関係」を持ち、「学術的地位を利用した感情的コントロールや資源の取引」を行っていたと実名で告発した。劉氏によれば、2020年に大学のオンライン講義で接点を持った後、独身と称していた楊氏と師弟関係を超えた交際に発展した。しかし今年2月、楊氏のメールの中に2006年付の「いつ離婚するのか。子供が欲しい」といった内容の別女性(中国社会科学院所属の沈氏)からのメールを発見したという。さらに、楊氏と関係を持つ女性は10人以上にのぼる可能性があり、その中には清華大学の顔氏という副教授も含まれ、楊氏が審査委員としての立場を悪用して彼女に賞を授与した疑いも浮上している。
この告発を受けて楊氏の「大儒」としてのイメージは失墜した。現在、人民大学清史研究所の公式サイトからは楊氏の紹介ページが削除され、清華大学や社会科学院のサイトからも関係する女性たちの情報が消去されている。
中国の大学では近年、性に関する不祥事が絶えない。過去には『天朝的崩潰』の著者である茅海建氏がマカオ大学教授時代に教え子への性的嫌がらせで有罪判決を受けたほか、2024年には中国人民大学文学院の元幹部が博士課程の学生へのセクハラおよび強制わいせつで解雇される事件も起きている。
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- 出典:中央社 CNA
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