中央通信 (中央社ベイルート2日、総合外電報道)レバノンのLBCIテレビは最近、スマートフォンゲームのキャラクター「アングリーバード」を使ってヒズボラの指導者や戦闘員を風刺する動画を公開し、ヒズボラ(Hezbollah)から「侮辱的だ」と強い批判を受けた。 ヒズボラの支持者らはソーシャルメディア上でこの動画を激しく非難し、同党の指導者でシーア派聖職者のナイム・カセム(Naim Qassem)を嘲笑していると受け止めた。 一部の人々は対抗措置として、レバノンのキリスト教最高権威であるマロン派総主教ライ(Rai)を豚の姿で描き、この出来事により宗派間の緊張が高まっている。 AFP通信によると、LBCIテレビは昨日この動画を共有した。動画では、カセムが戦闘員に命令を下す様子が描かれ、全員がゲーム「アングリーバード」(Angry Birds)の姿にされている。一方、相手側のイスラエル軍は、ゲームに登場する緑の豚のキャラクターとして描かれていた。 ヒズボラは声明で、この動画は「低俗な侮辱に満ち、政治的言説を吐き気を催すほどの水準にまでおとしめている」と述べた。 ヒズボラは支持者に対し、「敵によって操作された論争に巻き込まれないよう」呼びかけた。 LBCIテレビは1980年代、キリスト教系政党「レバノン軍団」(Lebanese Forces)によって設立された。レバノン軍団はヒズボラと対立する立場にある。 ただし近年、LBCIはレバノン軍団と距離を置き、より独立したイメージの確立を目指している。 レバノンのジョセフ・アウン(Joseph Aoun)大統領は今日、国民に対し「人身攻撃は避けるべきだ。とりわけ現在の国家情勢の下では、このような行為は悪影響をもたらす。今、国により必要なのは全面的な団結だ」と呼びかけた。 レバノンは他のアラブ諸国と比べて相対的に言論の自由を享受しているものの、メディア、芸術家、コメディアンは、作品が特定の政治家や宗教的人物を侮辱したと見なされることで、なお嫌がらせを受けている。(翻訳:紀錦玲)1150503 事実とともに立つことを選んでください。皆さま一人ひとりの支援が、報道の自由を守る力になります。 中央社「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新ニュースをリアルタイムで把握しましょう。 本サイトの文章、画像、映像は、許可なく転載、公開放送、公開送信、利用することを禁じます。
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