中央社電 (中央社記者・林宏翰、ロサンゼルス4日専電)世界コーヒー選手権はこのほど、台湾の出場者の表記を「台湾」から「チャイニーズ・タイペイ」に変更した。カリフォルニア州の共和党所属州下院議員、トリ・タ氏は台湾を擁護し、これは誤った決定だと批判したうえで、背後には中国共産党による政治的介入があるとの見方を示した。 53歳のトリ・タ氏はきょう、カリフォルニア州議会の事務所で中央社記者のビデオ取材に応じた。タ氏は2022年、カリフォルニア州第70選挙区の州下院議員に当選した。同選挙区はオレンジ郡北部に位置し、ベトナム系住民が多く暮らすリトル・サイゴンを含む。タ氏はベトナム難民の家庭出身で、たびたび反共の立場を表明している。 タ氏は「主催者は誤った決定をしたと思う。非常に誤った決定だ。なぜなら、これは国際舞台における台湾の主権と尊厳を損なうものだからだ」と述べた。 記者が、この件に中国からの政治的圧力があったと考えるか尋ねると、タ氏は自身の経験を共有し、「中国共産党はここで多くのことに介入している。台湾に関わる活動にも介入しており、驚くことではない」と指摘した。 タ氏は3月、カリフォルニア州議会で台北駐サンフランシスコ経済文化弁事処の伍志翔処長を迎えた。その後、両氏の写真をソーシャルメディアで共有したところ、事務所に電話があり、相手は中国領事館の関係者とみられ、なぜ台湾当局者との写真を投稿したのかと問いただしたという。タ氏は当時、声明を出してこれを非難した。 タ氏は「中国共産党にわれわれの州政府へ介入する権利はない。私は中国共産党からのいかなる指示も受け入れない」と語った。 コーヒー競技であれ、民選公職者が台湾当局者との写真を投稿することであれ、中国勢力の影響が見て取れるようだ。タ氏は「われわれは引き続き懸念を高め、あらゆるレベルの政府が何が起きているのかを理解するようにしなければならない。このようなことが再び起きてはならない。中国共産党にカリフォルニア州の事務へ介入する権利はなく、カリフォルニア州のいかなる非営利組織にも政治的圧力をかける権利はない」と述べた。 タ氏はベトナムのサイゴン、現在のホーチミン市で生まれ、ベトナム戦争による流離を経験した。父親は当時、数多くの南ベトナムの知識人、教育関係者、軍人と同じく、北ベトナムの共産政権に投獄された。家族はその後、政治難民として米国に渡った。 タ氏は「私と家族は、共産政権下での生活を身をもって経験した。ベトナム人が米国に来たのは自由のためであり、私たちはこれからも自由のために闘い続ける」と語った。 タ氏は、中国であれベトナムであれ、共産党政権はいまなお人々を逮捕し、嫌がらせをしていると批判し、「世界のどの共産主義国家にも人権はない」と述べた。さらに、自分が米国にいるのは自由と民主主義を支持するためであり、「それが私がここにいる目的だ」と強調した。(編集:高照芬)1150505 事実とともに立つことを選んでください。皆さま一人ひとりのご支援が、報道の自由を守る力になります。 中央社の「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新ニュースをリアルタイムで把握できます。 本サイトの文章、写真、映像および音声は、許可なく転載、公開放送、公開送信、利用することを禁じます。

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:ニュース
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