中央社 (中央社記者・江明晏、台北9日電)健康意識の高まりを受け、台湾のフィットネス産業の規模は着実に拡大している。国内大手フィットネス事業者であるワールドジムKYとポーウェンの業績はいずれも好調で、4月売上高はそれぞれ過去最高、過去2番目の高水準を記録した。今後も台湾全土での出店を続けるほか、バドミントンやピラティスなど新業態にも参入し、新たな成長原動力をつくる方針だ。 財政部の統計によると、2023年2024年2025年の全国フィットネスセンター売上高はそれぞれ170億8000万台湾元、186億6000万台湾元、212億4000万台湾元だった。2025年の売上高は新型コロナ流行終了前の前年に比べ38%超増加し、直近3年間の年平均成長率は約12%となった。フィットネス需要がコロナ後の短期的な回復需要から、安定成長する日常消費市場へと徐々に移行していることを示している。 国内2大フィットネス事業者の売上高を見ると、ワールドジムKYの4月売上高は9億7100万台湾元で、前年同月比10.48%増となり、単月として過去2番目の高水準を記録した。1〜4月累計売上高は37億8200万台湾元で、前年同期比9.66%増だった。ポーウェンの4月連結売上高は5億8100万台湾元で、前年同月比20.72%増となり、単月として過去最高を更新した。1〜4月累計連結売上高は22億800万台湾元で、前年同期比20.32%増だった。 ポーウェンは、健康意識の高まりや運動習慣の広がりに加え、ソーシャルメディアやフィットネストレンドの後押しを受け、傘下ブランド「フィットネスファクトリー」の会員数が2022年5月以降、連続して増加していると説明した。コロナ後、フィットネスは従来の「運動したい時に行くもの」から「日常生活の一部」へと変化しており、国民的なフィットネス時代がすでに形作られているという。 ポーウェンは、台湾では各年齢層でフィットネスや運動への需要が高まり続け、市場規模も拡大が続くと見込んでいる。「既存店成長」「新店効果」「会員の二次消費増加」という3つのエンジンにより売上高は引き続き伸び、利益については規模の経済効果が表れることで、売上高を上回る成長率を示すとみている。 出店計画について、ポーウェン傘下の「フィットネスファクトリー」は今年、さらに10カ所の営業拠点を開設する予定だ。今年第1四半期には台北市安和店が開業し、第2四半期には台中市烏日店が営業を開始する。下半期には北部、中部、南部で計8カ所の新拠点を計画している。ワールドジムKYは4月、彰化県渓湖鎮に最新のWorld Gym拠点を開設したほか、台南中華東、苗栗市、内湖星雲、台北士林、台北汐科の5拠点が現在建設中で、順次開業する予定だ。 本業の拡大に加え、各社は新たな成長曲線の構築にも積極的だ。ポーウェン傘下の新ブランド「SKlubスポーツクラブ」は今年、嘉義市にバドミントン施設を整備する。現地で施設供給が不足している市場の隙間を狙い、コート賃貸、レッスン、商品販売、キャンプの4項目を通じて収益化可能なビジネスモデルを確立し、もう一つの成長の柱を築く。 また、ポーウェンは上級会員の需要に応えるため、カスタマイズ型の有料トレーニングコースも投入する。電子商取引サイト(EC)も4月に開設済みで、会員の二次消費をさらに高める。 ワールドジムKYは高付加価値レッスン市場に照準を合わせ、すでに44拠点でピラティスのリフォーマー(Pilates reformers)とデジタルプラットフォームを導入している。トレーナー育成の完了後、6月に販売を開始する予定で、夏以降の業績に寄与し、下半期の新たな成長原動力になると見込まれる。(編集:楊凱翔)1150509 ニュースの自由を守る力となる、皆さま一人ひとりのご支援をお願いいたします。 中央社「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新ニュースをリアルタイムで把握できます。 本サイトの文章、画像、映像・音声は、許可なく転載、公開放送、公開送信、利用することはできません。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:ニュース
  • 原文内の日付:下半年 (柏文 新設8拠点の計画) / 6月 (ピラティス販売開始予定)
  • 製品・サービス:フィットネスジム運営 / バドミントン会館