【中央社】愛爾麗(AIRLIFT)をはじめとする美容外科クリニックで、隠しカメラが設置されていた疑いが浮上している問題について、台北市議会議員からは市当局の対応が消極的であるとの批判が相次いだ。これを受け、蔣萬安・台北市長は15日、該当するクリニックに対し即日営業停止を命じる方針を明らかにした。衛生局は、業者側の意見聴取を経て正式な行政処分を下すとしている。

台北市は8日から市内全域で隠しカメラの一斉取り締まりを実施し、13日に愛爾麗大安店で隠しカメラを発見したほか、他店舗でもカメラの撤去痕を確認した。市議会の質疑において、民進党の洪婉臻議員は、市がこれまで業者による自主点検と報告のみを求めていた現状を指摘し、積極的な立ち入り検査を怠ってきた市当局の姿勢を強く批判した。また、高雄市では既に先行して処分が行われているにもかかわらず、台北市の対応が遅れていると指摘した。

蒋市長はこれに対し、直ちに営業停止処分を行うと答弁した。林奕華・副市長は、新北地方検察署が押収した証拠資料を確認した上で、疑義が明確となったため直ちに処分を決定したと補足した。衛生局の黄建華局長は、医療法に基づくプライバシー保護違反として、罰金を含む行政処分を速やかに完了させると述べた。

さらに民進党の許淑華議員は、現在の「公共場所における隠しカメラ防止管理規定」には罰則が伴っておらず形骸化していると指摘。より強制力のある自治条例の制定や、消費者保護を目的とした医美契約の標準化を提言した。蒋市長はこれに同意し、個人情報の収集・保存・廃棄に関するガイドラインを即日策定するとともに、条例化に向けた評価を進める考えを示した。

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