台湾で唯一現存する野生の猫科動物である「石虎(ベンガルヤマネコ)」は、人々の生活圏と生息地が重なっているため、常に存続の危機にさらされています。南投県政府は15日、石虎の生態系サービス給付計画に参加した農家、養鶏家、地域パトロール隊の功績を称える表彰式を行いました。
今回の成果報告会では、2024年度の取り組みが発表されました。環境に優しい農法を実践した農家165名のうち78名の土地で石虎の姿が撮影されたほか、自主通報制度に参加した養鶏場16軒のうち13軒、巡回監視を行った22の地域団体のうち17のコミュニティで石虎が確認されました。農業部林業・自然保護署と生物多様性研究所、県政府は2019年から「絶滅危惧種及び重要生息地生態系サービス給付計画」を推進しており、これまでに支給された報酬金は累計3,800万台湾元を超えています。
南投県農業処の蘇瑞祥処長によると、除草剤や毒餌の使用禁止、放し飼いの犬猫への対策など、農家が環境保全型の農業を実践することで、石虎にとって安全な採餌場所が確保されています。また、石虎ブランドの農産物専用エリアを設けるなど、経済的な価値と保護活動を結びつける試みも功を奏しています。
林業・自然保護署南投分署によると、こうした多角的な保護活動の結果、石虎の活動範囲は中寮郷や集集鎮といった従来の核心地域から、竹山鎮、鹿谷郷、信義郷、さらには彰化県の八卦山周辺や雲林県林内郷へと拡大傾向にあります。特に雲林県での確認件数は年々増加しており、台湾中部・南部における石虎の生息地をつなぐ重要な回廊として期待が寄せられています。
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- 出典:中央社 CNA
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