中央通訊社(CNA)ニュース
(中央社記者 張祈 花蓮県15日電)花蓮県政府は、花蓮駅から南へ約8.5kmの区間の鉄道立体化を提案していたが、議会での審議直前に突如として提案を撤回した。建設処の鄧子榆処長は、算出金額に誤りがあったと説明。提案の目的は議会の同意書を取得することであり、議会の支持を得た上で中央政府による早期の承認を目指すと述べた。
花蓮県議会で本日、定例会が開会され、県政府は「花蓮駅から南、木瓜渓堤防までの鉄道立体化」の実現可能性研究(フィジビリティスタディ)案を審議にかけ、議会の同意と中央の承認を得ようとしていた。しかし、開会直前に県政府が突如撤回の意向を示したため、複数の議員が撤回の理由について説明を求めた。
鄧子榆処長によると、花蓮駅から木瓜渓堤防までの鉄道高架化の総延長は約8.5kmで、花蓮市と吉安郷の7箇所の踏切が含まれる。昨年9月に中央政府へ実現可能性評価報告書を提出したが、中央側は修正を求めて差し戻し、地方の民意機関(議会)の同意が必要であるとしたため、議会に提案書を送付していた。
鄧処長は、提案の目的は議会の同意書を取得して審議手続きを継続することだが、提案内容にある地方負担額が約52億台湾ドルと見積もられていた点について、その後の精査で一部が台湾鉄道の土地であることが判明し、負担額が当初の予測を下回ることから、内容を修正するために一度撤回を希望したと説明した。
民進党の胡仁順議員や無所属の黄馨議員、笛布斯・顗賚議員らは、実現可能性評価が開始されてから10年近くが経過しており、早期の決定を望む強い地元合意があると言及。負担額は計画内容に応じて調整されるものであり、将来的に実際の需要に基づいて予算を増減させればよく、撤回する必要はないと主張した。
国民党の林玉芬議員は、長年にわたり中央政府が経費を全額負担すると約束していたにもかかわらず、現在その約束が守られていないと指摘。約束した以上は実行すべきであり、中央政府の予算枠を増やすべきだと述べた。
花蓮県議会の潭進成議事主任は会議の中で、地方負担額の予算編成について、将来的に行政院(内閣)が具体的な予算を確定した後、中央の補助状況に応じて地方負担額を調整し、手続きに従って追加・削減予算を処理することになると説明した。
鄧子榆処長は会合後のメディア取材に対し、議員たちが全面的に支持しているため、撤回はせず、速やかに実現可能性評価の修正を完了させ、議会の同意書を添付すると述べた。今後、中央政府の承認を経て地方負担額の編成が必要になった段階で、改めて手続きに従い議会へ提出し審議を受けるとしている。(編集:陳仁華)1150515
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