【バンコク14日中央社】科学者グループは、10年前にタイ東北部のチャイヤプーム県で発見された恐竜の化石が、これまで東南アジアで見つかった中で最大となる新種の竜脚類であると特定しました。体重は成人のアジアゾウ9頭分に相当すると推定されています。
学術誌「サイエンティフィック・レポート」に掲載された研究結果によると、この首の長い草食恐竜は全長約27メートル、体重は約27トンに達し、約1億〜1億2000万年前に現在のタイ周辺に生息していたとみられます。首席研究員のティティウット・セタパニチャサクン氏は、この恐竜がロンドンの自然史博物館に展示されている梁龍(ディプロドクス)の骨格標本「ディッピー」よりも少なくとも10トン重いと指摘しました。
研究チームは、この恐竜を「最後の巨人」と呼んでいます。ロンドン大学カレッジ(UCL)のデータによれば、発見された地層は当該地域の中でも最も新しい層の一つであり、その後この地域は浅い海に変わったため、「東南アジアで発見された最後、あるいは最も遅い時期に現れた大型竜脚類である可能性が高い」としています。
この恐竜の化石は10年前に地元の住民によって発見されましたが、発掘作業が完了したのは2024年になってからのことでした。既存の竜脚類との類似点はありつつも、独自の身体的特徴が確認されたため、新種として認定されました。
新種には「ナガティタン・チャイヤプメンシス(Nagatitan chaiyaphumensis)」という学名が付けられました。「ナガ」は東南アジアの民間伝承における蛇神、「タイタン」はギリシャ神話の巨人を意味します。現在、バンコクのタイ恐竜博物館(Thainosaur Museum)では、この恐竜の実物大復元模型が展示されています。
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- 出典:中央社 CNA
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