中央通信社(CNA)

(中央社記者 林巧浬 高雄15日電)海洋委員会海巡署艦隊分署は本日、「600トン級巡防艦第12隻目CG-615の命名・進水式」を執り行った。海委会(海洋委員会)の管碧玲主任委員がこれを「東港艦」と命名した。これは安平型巡防艦12隻のうちの最後の1隻となる。

管氏は挨拶で、政府が民国107年2018年)から「海巡艦艇建造前進発展計画(籌建海巡艦艇前瞻發展計畫)」を推進しており、10年間で計141隻の多種多様な艦船を建造し、総トン数は3万3220トンに達する計画であると述べた。本日命名・進水した「東港艦」は、600トン級安平型巡防艦の全数完成を象徴し、国産艦艇建造(国艦国造)の重要なマイルストーンでもある。

管氏は、近年台湾周辺海域がグレーゾーン事態の嫌がらせ、海警局の船による越境、海底ケーブルの保護といった課題に直面していると指摘した。海巡の任務はもはや伝統的な法執行にとどまらず、主権の守護と海域の安全確保という任務を負っている。「東港艦」は、平時は海域の治安維持、漁業保護、救難任務を遂行し、必要に応じて「平戦転換(平時・戦時切り替え)」メカニズムに協力し、海上防衛力となることができる。

屏東県の周春米県知事も本日、命名・進水式に出席した。海巡署は、東港は屏東の重要な漁業の拠点で、深い海洋文化の意味を持っていると述べた。そのため、特に周春米氏をシャンパン割り(擲瓶)のゲストとして招き、造船の伝統に則って新艦の安全を祈願し、今後の任務の安全を象徴した。

海巡署によると、安平型巡防艦は双胴船(カタマラン)設計を採用しており、高速、高機動、長時間の海上勤務能力を備えている。全長約65メートル、幅14.8メートル、最高速度は40ノットに達し、航続距離は約2000海里である。遠距離哨戒、海域の法執行、人命救助、漁業保護など、多角的な任務を遂行できる。今後「東港艦」は東部地区機動海巡隊に配備され、既存の艦艇とともに東部海域のパトロール能力を強化する。

海巡署は、近年の新造艦艇の継続的な引き渡しと就役により、海域の法執行と海上救難の能力が段階的に整備されると強調した。全天候・全海域での任務と応急対応能力を強化し、国家安全保障および国民の生命と財産の安全を維持する。(編集:陳仁華)1150515

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