苗栗県で養鶏業を営む若手農家・楊策氏が、中雛(産卵前の若鶏)育成分野における革新的な経営管理が評価され、「115年度全国農業達人選抜大会」において、各県市から集まった優れた農業経営者の中から見事準優勝に選出されました。

本大会は、中華民国農会(農業協会)などが主催し、農家の経営実務経験の交流と、技術革新や農業・農村の持続可能な発展に貢献する「農業達人」の選出を目的としています。苗栗県政府農業処によると、楊氏は「プロの中雛養鶏場経営」をテーマにエントリー。苗栗市と獅潭郷に畜産場を構え、生後1日の雛を約90日間育成し、産卵期の農家へ供給するという産業チェーンの要を担っており、現在の飼養規模は1ロット当たり3万5,000羽、年間飼養量は10万羽を超えています。

楊氏の経営の強みは「顧客との直接対話」と「生産プロセスの透明化」です。さらに体重や個体の均一性、生存率などの全期間にわたる成長データを記録・分析し、科学的検査を組み合わせることで、健康状態の把握と防疫リスクの早期管理を実現しています。これらの取り組みにより、生産効率と品質の安定化を図っています。

経営戦略として、今後は標準作業手順(SOP)とデータ共有システムを用いた「コア農場+サテライト農場」の生産体制を構築し、養鶏産業の規模拡大とシステム化を目指す方針です。鍾東錦・苗栗県長は、楊氏の成功を「専門知識とテクノロジー、革新的な思考が農業の生産効率を向上させる好例」と称賛し、県としても若手農家への支援を通じ、農業のアップグレードと持続可能な発展を後押ししていく意向を示しました。

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  • 出典:中央社 CNA
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