中央通訊社

(中央社記者 鄭浄伃 ワルシャワ15日専電)ポーランドの学者ボグダン・グラルチク(Bogdan Góralczyk)氏は14日、中央社の単独インタビューに応じ、アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席という2つの超大国のリーダーによる対話は、それ自体が現在の混乱した情勢に対して安定化させる作用を持つと述べた。

グラルチク氏はポーランドのベテラン外交官であり、著名なアジア太平洋研究の学者でもある。同氏は、現在の中東地域とウクライナ領土での2つの戦争を考慮すると、世界情勢が動揺する中でトランプ・習近平会談は「非常に重要な象徴的意義を持つ」と指摘した。

グラルチク氏は、2つの超大国のリーダーによる対話は、それ自体が現在の混乱した情勢に対して安定化させる作用を持つと指摘した。

同氏は「ビジネス、貿易、そしてテクノロジーが間違いなく現在の米中関係の重点である」との見解を示した。

元外交官であるグラルチク氏は、今回のプロトコル(儀典)上の「異常」に気づいた。同氏は、これが正式な国賓訪問であるにもかかわらず、メラニア(Melania Trump)夫人がトランプ氏に同行していないことを指摘した。

また、グラルチク氏は、トランプ・習近平会談において、ルビオ(Marco Rubio)国務長官などの高官がスクリーン越しに両首脳の対話を見守るという珍しい光景が見られたと述べた。これはトランプ(Donald Trump)氏と習近平氏が、多くの「テタテ(tete-a-tete)」、つまり一対一の秘密交渉を行ったことを意味している。

トランプ氏は13日から15日まで中国を国賓訪問した。ホワイトハウスが発表した会談の要旨によると、両氏はアメリカ企業の中国市場への参入機会の拡大や、中国によるアメリカ産業への投資増加など、両国の経済協力をいかに強化するかについて協議した。

要旨の内容によると、双方はエネルギーの自由な流動を確保するため、ホルムズ海峡を常に開放しておかなければならないということで合意した。習近平氏も、中国はホルムズ海峡の軍事化やいかなる通行料の徴収にも反対することを表明し、将来的なホルムズ海峡への依存度を低減させるため、アメリカ産石油をより多く購入する意向を示した。米中は、イランが核兵器を保有してはならないということで一致した。(編集:陳承功/陳妍君)1150515

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  • 出典:中央社 CNA
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