中央社ニュース

(中央社記者 潘智義 台北 15日)USI(台湾ポリマー)とアジアポリマー(亞聚)は15日の業績説明会で、中東戦争が石油やエチレンなどの川上原料の上昇を押し上げたが、エチレンは最近一部の石油化学工場が操業を再開したこと、および中国の一部石油化学工場がモノマー(単量体)を転売していることにより、4月中旬以降、エチレンの市況は徐々に軟化していると述べた。

USIは、中東戦争がまだ完全に終結しておらず、川下では原料市況の下落を懸念しており、4月中旬以降、中国市場は徐々に様子見姿勢に転じ、5月初旬には東南アジアやインドなど他の地域でも購買意欲が低下したと指摘した。

また、3月にポリエチレン(PE)とエチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)が大幅に上昇したが、実際の出荷の多くが4月に延期されて反映され始めたため、4月はスプレッド(利ざや)が拡大した。5月はPE、EVAの市況が反落し、スプレッドはまだ許容範囲内であるものの、輸出の購買意欲はすでに弱まっている。

USIは、太陽光発電や発泡材の需要は低迷しているが、ホットメルト接着剤グレードのEVAは韓国メーカーの供給が逼迫しているため、顧客が台湾からの調達にシフトしており、販売が比較的堅調であると説明した。

TTC(台達化)は、中東の地政学的対立による世界的なサプライチェーンの分断と、台湾中油の新第三ナフサクラッカーの設備異常が原料供給に著しい影響を与えており、第2四半期のアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂(ABS)、汎用ポリスチレン(GPPS)、発泡ポリスチレン(EPS)製品の市場は「コスト高騰、供給阻害、スプレッド調整」の状況にあると述べた。(編集:潘羿菁)1150515

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:業績