(台北 16日 中央社)香港の就業市場が人工知能(AI)の衝撃を受けている。香港の孫玉菡・労工福利局長は、大学卒業生に適したフルタイムの求人空枠が2022年約8万件から2025年には約3.1万件に減少し、自動化技術によって代替されやすい職種の減少が特に顕著であると述べた。

香港の明報が14日に報じたところによると、孫氏は13日に立法会で、大学卒業生向けのフルタイム求人空枠が2022年約8万件から2025年には約3.1万件へと60%以上減少し、自動化技術に代替されやすい職種での減少が際立っていると報告した。例えば、行政系の初級職の求人は約90%減、ITやプログラミング関連の初級職も約80%近く大幅に減少した。

孫氏は、労工福利局がAIが香港全体の労働市場や様々な業界・職種に与える影響について分析を行っていると述べた。その結果は「人力推算(労働力推計)」の中期更新資料に組み込まれ、今年第4四半期に公表される予定だという。

立法会の周小松議員は、香港の公的資金援助を受けている8大学の年間卒業生数は合計約2.1万人であり、多くの卒業生から就職の困難さや初任給の低さなどの訴えを受けていると指摘した。

孫氏は、現在の卒業生が直面する就職の課題は増えており、卒業生をAIの波に適応させる方法を考えなければならないと述べた。

報道は、浸会大学商学院人力資源戦略発展研究センターの葉偉光副主任の言葉を引用し、大学卒業生の求人減少は、全体的な政治経済環境の影響をより大きく受けており、企業がより保守的に事業状況を見極めているためだと伝えた。AIの就業市場への影響は中長期的にさらに顕著になり、AIは企業の効率向上を助ける一方、定型的な業務は代替されやすくなる。一方で、対人関係を扱う職種は相対的にその価値が際立つことになる。

葉氏は、卒業生の就職難易度はますます高まっていくとし、学生はAIを使いこなすことを学ぶべきだと述べた。(編集:陳鎧妤/周慧盈)1150516

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:調査