米CBSニュースの看板アンカー、トニー・ドゥクピル氏は、中国のビザを取得できなかったため、急遽台湾から中米首脳会談の模様を伝えている。ドゥクピル氏は、自身の報道内容を不服とした宿泊先ホテルの支配人から、同ホテルの敷地内における一切の政治関連の放送を禁止されたと明かした。

ニューヨーク・ポスト紙によると、台湾市民が中国について公に語ることを恐れている様子を報じた後、ドゥクピル氏は視聴者に対し、「私たちが宿泊しているホテルでさえ、昨晩の放送を見て支配人から、敷地内で政治的な内容を報じないよう通告された」と語った。このため、台北での2回目となる最後の放送は、急遽「自由広場」へと場所を移して行われた。

今回の台湾取材では、様々なトラブルが相次いでいる。13日の生放送中には、同行していたカメラマンが倒れるという事態も発生した。消息筋によると、倒れたのはベテランカメラマンのランディ・シュミット氏で、東京から急遽駆けつけサポートに入った直後の出来事だった。ドゥクピル氏がトランプ氏と習近平国家主席の首脳会談について伝えている最中にシュミット氏が倒れる音が入り、番組は一時中断を余儀なくされた。CBSのチームはその後、同氏が無事であり回復に向かっていると伝えた。

今回の台湾からの放送は、CBSニュース側がドゥクピル氏の中国ビザ取得に失敗したために急遽決まったものだ。関係者によれば、NBCのトム・ラマス氏やABCのデビッド・ミュア氏ら競合他社のアンカーがすでに中国現地で取材を行う中、CBSの計画不足が露呈した形となった。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:Media