第79回カンヌ国際映画祭および見本市が12日から23日まで開催されており、名作「ルビンファ(魯冰花)」のクラシック部門選出に加え、台湾の映像作家やクリエイターたちが漫画の知的財産(IP)、没入型作品、映画音楽など多方面で国際市場へ参加しています。台湾文化内容策進院(文策院)の王時思董事長は、今年の台湾館は国際的な共同製作と配給に焦点を当て、カンヌの持つ商業的野心に追随することを目指していると述べました。
カンヌ映画祭の市場部門は世界最大の映画見本市であり、140カ国以上から1万5000人の映画関係者が参加し、約4000もの映画やプロジェクトがパートナーを求めています。今年で6年目となる台湾館は、驚異的な映画やホラー作品などをメインに掲げ、「FANTASTIC TAIWAN」として注目を集めています。
特に注目されているのは、漫画家・狼七氏の作品「黎明前のエコー(黎明前的回聲)」で、映画化の可能性が認められ、見本市の「Shoot The Book! Pitches」部門に選出されました。王董事長は、台湾の強みである豊かな独創性を活かした「IP翻訳(コンテンツ展開)」の重要性を強調し、漫画からアニメ、ゲームなど多媒体への転換を狙う戦略を明らかにしました。
さらに、没入型コンテンツ(VRなど)においても「台湾没入型ショーケース」を開催し、国際的な専門家とのネットワークを構築しています。また、台湾と英国、フランスの共同製作作品「Playing with Fire: An Immersive Odyssey with Yuja Wang」が没入型コンペティション部門に入選し、台湾のメディアアーティスト・黄心健氏が審査員を務めています。
音楽分野では、深田晃司監督の日本映画「奈義日記(Nagi Notes)」に台湾の音楽家・李沛岑氏が楽曲提供で参加し、同作はカンヌのメインコンペティション部門に選出されています。李氏は、見本市の新鋭作曲家育成プロジェクト「Composers on the Rise」にも選ばれるなど、台湾のクリエイターが国際的に高く評価されています。
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- 出典:中央社 CNA
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