中国信託銀行(CTBC)のプライベートバンキング部門は、台南の歴史的庭園「呉園」での体験型イベント「臻富会」などを通じ、富裕層顧客との絆を深めています。資産1億5000万台湾ドル以上の顧客を対象としたこの取り組みは、単なる投資相談にとどまらず、家族の世代間交流や事業承継といった深いテーマを扱う場となっています。部門長の楊子宏氏は、同部門の成長の秘訣を「目先の利益(マシュマロ)を急いで食べないこと」にあると語ります。CTBCは、海外の家族オフィスモデルをそのまま模倣するのではなく、台湾の企業文化に根ざした独自のサービスを構築してきました。顧客の何気ない会話から潜在的なニーズを汲み取り、法人金融部門と連携して「共営」体制をとることで、包括的なソリューションを提供しています。また、今年6月には高雄に「亜湾支店」を開設し、資産管理だけでなく、次世代の育成や価値観の継承を支援する拠点として、台湾の富裕層の資産を国内に留める役割を担う方針です。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:Finance