米中首脳会談が終了し、フランスの戦略研究財団(FRS)の研究員トム・アブラム氏は、今後の注目点として米国の対台湾武器売却と台湾問題に関する米側の言及を挙げた。トランプ大統領は台湾問題について現状維持を望む姿勢を示しており、政策に変更はないと見られる。アブラム氏は、中国が今回提示した「建設的な戦略的安定関係」という新たな用語について、今後数年間の二国間関係の指針となる構造的な意味を持つと分析した。これは、中国が米国との深い分歧や競争を認めつつ、衝突を避けるために安定を重視していることを示している。また、フランス外貿高等学院の講師ユーゴ・プラセ氏は、この概念を経済史の「覇権安定」理論と関連付け、中国が戦争を回避しつつ世界的な影響力を拡大しようとする「平和的台頭」論の延長線上にあると指摘した。欧州の視点からは、米中関係の悪化や逆に両国が「G2」として結託することのいずれもが欧州にとって懸念材料であり、欧州は米中間の構造的な力学に翻弄されるリスクを感じている。

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:國際政治