【中央社】花蓮県光復郷で昨日午後、激しい雨が降り、一部地域で浸水被害が発生した。県庁は本日、現地調査を実施し、短時間の集中豪雨への対策として、施工業者とともに鋼矢板の設置範囲を延長することを検討した。また、国土管理署と協力し、佛祖街の排水システムを強化する方向で協議する。
昨日午後の集中豪雨により、光復郷東富村の阿陶莫(アタオモ)集落や林田幹線から佛祖街にかけて浸水し、一時的に水位が30センチに達した。12世帯14人の住民が緊急避難し、昨夜は光復郷役場にて宿泊した。浸水状況は昨夜から徐々に沈静化している。
花蓮県政府建設処の鄧子榆処長は本日、東富村の浸水原因について、瑪達娜渓の上流にある海岸山脈で降った大量の雨が馬太鞍渓と花蓮渓の合流点に集中したためと説明した。水量が許容量を超え、低地へ逆流したことが浸水につながった。
鄧処長は、瑪達娜渓の下流では現在、背水堤の建設工事が進められており、昨日は緊急的に土嚢を積んで浸水を食い止めたと述べた。下流両側の鋼矢板が馬太鞍渓からの逆流を防いでいることから、今後、鋼矢板を延長することで再発防止を図る意向を示した。
瑪達娜渓の背水堤工事は11月の完工予定だが、昨日の浸水被害による影響があるものの、当初の進捗が前倒しされていたため、早期完工の可能性があるとした。あわせて、業者に対して汛期(増水期)の突発的な豪雨に対する緊急措置を徹底するよう指示した。
佛祖街の浸水については、林田幹線の末端に位置しており、雨足が弱まれば水が引くことから、排水システム自体は正常に機能しているものの、雨量が排水能力を超えたことが原因だと説明した。今後は淤泥(ヘドロ)の除去を急ぎ、国土管理署と排水容量の強化について協議する予定である。
花蓮県政府によると、「花蓮馬太鞍渓堰止湖災害復旧特別条例」に基づき、行政院が確保した300億台湾ドルの特別予算のうち、約11.5億台湾ドルを投じて県が10件の事業を担当。瑪達娜渓や麗太渓などの河川・排水システムの抜本的改修、用地取得、浚渫工事を4月から順次進めている。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:Disaster