【中央社台北16日】台湾の中学教育会考(高校入試に相当)が本日初日を迎え、第3時限目には国語の試験が行われました。今回の試験問題は、日常生活の風景や文学作品を題材としており、「麻薏(モロヘイヤのスープ)」や台湾の小吃「黒白切」、シェイクスピアの喜劇『十二夜』などが盛り込まれたほか、自然科学や社会学的なテーマとしてオランダのフローティング牧場や中東の難民問題も取り上げられました。

高雄市立旗山国民中学校の丁美雪教諭によると、今年の国語は全42問で、漢文と口語文の比率は約30対12と昨年と同様の傾向です。問題は基礎的な概念から始まり、高次な理解力、情報の統合、応用力を問う構成となっており、基礎評価と選抜機能のバランスが取れた適度な難易度であったと評価しています。

出題の特徴として、語文知識については文字や句読点、語用能力といった基礎を重視しており、漢字の成り立ちや、対話の文脈に応じた適切な敬称の選択などが問われました。また、リテラシーを問う問題では生活情境や公共課題、学際的なテキスト理解が重視され、学生はテキストから情報を抽出し、文脈を統合する力が求められました。

新北市立錦和高級中学校の陳恬伶教諭は、今回の問題がテキストの比較読解や複数の情報源の統合を重視している点を強調しました。例えば、都市型垂直農場やオランダのフローティング牧場を題材に、循環型経済との関連性を論理的に導き出す問題などがその一例です。

文学作品ではシェイクスピアの『十二夜』のあらすじを通じた推論や、カーレド・ホッセイニの『海の祈り』を通じた難民問題への人道的配慮なども扱われました。さらに、宋代の蟋蟀(コオロギ)研究書『促織経』と現代の昆虫図鑑を比較する問題など、自然科学や歴史・社会学の知識を国語の読解力と結びつけるクロスドメイン型の問題が目立ちました。これは、幅広い読書体験と情報の横断的理解が今後の学習の重要トレンドであることを示しています。

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  • 出典:中央社 CNA
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