【東京 16日 外電】中東地域で生産され、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡を経由した液化天然ガス(LNG)を積んだ運搬船が、来週日本に到着する。ホルムズ海峡が事実上の封鎖状態となって以降、同水路を通過したLNGが日本に到着するのは初めてのことだ。
「日本経済新聞」の報道によると、この運搬船はアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会社(ADNOC)が保有する「ムラウェ(Mraweh)」号である。
船舶追跡機関Kplerの船舶追跡情報によれば、同船は4月中旬にUAEのダス島(Das Island)でLNGを積み込み、船舶自動識別装置(AIS)を停止した状態で、5月6日までにホルムズ海峡(Strait of Hormuz)を通過した。
これは、米国とイスラエルが2月末に共同でイランを攻撃して以来、ホルムズ海峡を通過して日本へ向かう初のLNG運搬船となり、今月18日に千葉県の富津港に到着する見通しだ。
「日本経済新聞」は、4月末から5月上旬にかけて数隻のLNG運搬船がホルムズ海峡を通過しており、現在までに積荷のある状態で同航路を通過したLNG運搬船が4隻確認されていると指摘している。
今月13日には、カタールのLNG運搬船が封鎖を突破してパキスタンに初めて到着し、昨日には2隻目のカタール貨物船がパキスタンで荷揚げを行った。また、UAE産のLNGは今月16日に中国に運送される予定だ。これらの船舶がホルムズ海峡を通過できた理由は依然として不明である。
報道は、ムラウェ号の日本到着は限定的な輸送再開を象徴するに過ぎず、依然として供給への不安が残る中、日本は調達先の分散を急いでいると伝えている。
日本側はすでに、米国などの既存の調達先からの輸入量を増やしているほか、コンゴ共和国のLNG事業からの初めての積み荷受け入れも決定した。コンゴ産のLNGを積んだ運搬船は、今月19日に名古屋港に到着する予定である。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
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