【中央社台北16日】メモリ価格の急騰により、中国大陸のスマートフォン市場は今年に入り各社の値上げの影響で低迷していましたが、Apple中国法人は15日、これに逆行する形でiPhone 17シリーズの価格を全モデル一律1000人民元(約4600台湾元)引き下げると発表しました。これを受けてHuaweiも直ちに高級スマートフォンの値下げを決定し、他ブランドに大きな圧力をかけています。
調査会社IDCの報告によると、今年第1四半期(1〜3月)の中国スマホ出荷台数は前年同期比3.3%減の6901万台でした。販売台数上位のHuaweiとAppleは今年価格を据え置いてきましたが、その他の中国ブランドはメモリチップのコスト増を反映させ、製品価格を相次いで引き上げていました。
新快報や澎湃新聞などの現地メディアによると、Apple中国は15日午前0時、iPhone 17 Proシリーズの1000元値下げを突如発表しました。同シリーズの発売以来初の価格改定となります。ECサイト「京東」のApple公式旗艦店ではさらに条件が良く、下取りキャンペーンと組み合わせることで最大2000元の割引が適用され、一部モデルは6999元から購入可能となっています。標準版も発売以来初めての値下げとなり、256GB版の実質価格は4499元まで下がりました。
ほぼ時を同じくして、Huaweiも「618サマーキャンペーン」を開始しました。折りたたみスマホのフラッグシップ「Mate X7」シリーズは一律1000元値下げされ1万1999元から、「Mate X6」は3000元値下げされ9999元からとなりました。さらに最大12回までの分割払い手数料無料キャンペーンも実施しています。
両大手の価格競争は、メモリ価格が前四半期比50〜55%上昇し、第2四半期には80〜85%に達すると予測される業界のトレンドとは対照的な動きです。中国最大級のECセール「618」を控える中、両社の値下げ攻勢は他ブランドにとって大きな打撃となる見通しです。これを受け、Xiaomiも14日、フラッグシップ機「15 Ultra」を1500元値下げし、実質4300元強で販売すると発表しています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:キャンペーン
- 関連組織:Apple / Huawei / IDC
- 製品・サービス:iPhone 17 / Mate X7