【ジュネーブ16日=中央社】台湾は依然として世界保健総会(WHA)への参加が阻まれているが、政府と民間は連携して国際社会に対し台湾の重要性を訴える活動を展開している。このほどジュネーブ駅で始まった特別展には多くの通行人が足を止め、台湾の医療分野における多大な貢献に理解を示した。

16日午後、台湾の国連協会、医薬衛生青年連盟など複数の民間団体が共同で「台湾WHO参加特別展」をジュネーブ駅で開催した。開会式には台湾の衛生福利部の石崇良次長をはじめ、与野党の国会議員らが出席した。

台湾医薬衛生青年連盟の劉蕙瑄副理事長は、この展示の目的について、台湾が持つ世界レベルの医療貢献能力を国際社会に認知してもらうことだと語った。台湾は長年、国際政治の圧力により機会を制限されているが、国民皆保険制度や疾病対策、スマート医療の分野では世界的に極めて高い水準を誇っている。

また、台湾国連協会の常務理事であり宣達団長を務める史書華氏は、台湾の公衆衛生と防疫システムは世界トップクラスであると強調した。「台湾がWHOへの参加を目指すのは自国のためだけでなく、世界の医療・公衆衛生システムのパズルを完成させるためだ」と訴えた。

会場となったジュネーブ駅では、多くの人々が足を止めて展示パネルを熱心に読み込み、写真を撮る姿が見られた。見学に訪れた市民のヴィブ・ガーグ(Vibhu Garg)氏は、「展示を通じて、台湾がSARSや新型コロナウイルス流行期を含め、医療衛生分野で多大な貢献をしてきたことが理解できた」と話した。さらに「人々の交流や知見の共有は、国境に関係なく全人類のために行われるべきだ」と語った。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:政治外交