【中央社】中学校教育会考が17日に終了しました。学習塾の講師による分析によると、理科の試験において図表を用いた問題が例年より減少し、代わって文章による記述問題が増加しました。文章の理解に時間を要するため、読解力が不足している生徒にとっては厳しい試験内容となったようです。
2026年度の試験終了後、台湾師範大学心理・教育測驗研究発展センターが問題と解答を公開し、台北市補習教育事業協会などが専門講師による分析を行いました。理科担当の楊過講師によると、理科(50問)の内訳は、例年物理・化学が約25問ですが、昨年から生物の比重が高まり、今年は生物が15問、地球科学が10問となりました。また、図表問題は約32問と例年より減り、純粋な文章問題が増えたため、丸暗記に頼る生徒や読解力に不安のある生徒は苦戦する構成となっています。
今年の出題の特徴として、4コマ漫画や座標、表、立体図形など多様な形式が用いられ、情報を総合的に把握する力が求められました。特に地球科学の分野では、基礎概念と実生活を結びつけた「素養問題(コンピテンシー問題)」が目立ちました。
例として第38問では、嘉義の昼間の時間変化を示す図を提示し、台湾より高緯度の北半球の都市における同様のデータを推測させる問題が出題されました。楊過講師は、季節の区分と日照時間の変化を読み解く、文字理解とグラフ分析力の両方が試される良問であると評しました。
また、第43問のように、環境省(前身の環境保護署)と地方自治体の環境保護局による雨水のpH値測定におけるサンプルの違い(全土14地点か、市内の多地点平均か)を問う問題など、正確な文章読解力が正解の鍵を握る設問が増加しています。大人でもキーワードを正確に捉えるのは容易ではなく、受験生にとっては相応の難易度だったと分析されています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:教育/考試