北海道日本ハムファイターズの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)が17日、台北で開催された野球展「中信60甲子縁」に関連した講演会に登壇しました。テーマは「草の根から世界一へ:育成と決断」で、2023年WBCで日本代表を世界一に導いた当時の裏側や、チーム運営の哲学を語りました。

栗山氏は、WBCで優勝を目指すにあたり、先発出場する選手とベンチウォーマー双方の心理状態を深く理解する必要性を強調しました。特にチームの雰囲気を重視し、ベンチの選手に対しても「日本代表のユニフォームを着ている以上、たとえ控えであっても常に試合に集中し、世界一の選手を目指す姿勢でいること」を求め続けたと振り返りました。

また、栗山氏はチーム運営の裏側として、ダルビッシュ有選手の重要な役割に触れました。当時、ダルビッシュ選手は自ら率先してチームメイトと対話し、あえて厳しいことも伝える役割を担っていました。栗山氏が自身の状態を懸念して交代を迷う際も、ダルビッシュ選手自身が「監督が迷う必要はない。代えるべきなら代えるべきだ」と進言するなど、精神的支柱としてチームを支えました。

さらにダルビッシュ選手は、メジャーリーグでの豊富な経験を活かし、相手打者の詳細な情報をチームメイトと共有することで、選手たちが自信を持って試合に臨めるよう尽力しました。栗山氏は、選手全員の「自発的に勝ちたい」という強い意欲が一致したことこそが、2023年の優勝の最大の勝因だったと結論づけました。

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  • 出典:中央社 CNA
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