台湾・中央社(17日)報道。日本プロ野球・北海道日本ハムファイターズの栗山英樹CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)が台北で講演を行い、大谷翔平選手がプロ入り当時、なぜメジャーリーグに直行せず、日本球界を選択したのか、その舞台裏を語った。栗山氏は、大谷選手の成功の要因は「冷静な思考能力」にあると称賛した。

「中信60甲子縁」野球展の開幕記念イベントで台湾を訪れた栗山氏は、「基礎から世界チャンピオンへの育成と意思決定」をテーマに講演した。栗山氏は当時、高校時代の大谷選手を視察し、逆方向への本塁打や投球を見て、ダルビッシュ有選手を超えられる逸材だと確信したという。

当時、どうしても大谷選手を日本に残したいと考えていた栗山氏は、大谷選手がインタビューでメジャーでの活躍を志望していることを知ると、日本球界の育成環境を説くチャンスだと考えた。栗山氏は「日米の環境は異なる。日本の育成システムで力をつけてからメジャーに挑む方が、マイナーリーグから這い上がるよりも、より早くメジャーで活躍できる」と分析した。

当時、栗山氏はあえて「日本ハムに来い」とは言わず、2つの比喩を用いたという。メジャーが選手を探すのは「ふるいにかける」ようなもので、有望な数名以外はこぼれ落ちてしまう可能性がある。一方で日本球界の育成は「漁網」のように、潜在能力のある選手を網羅的に引き上げ、育てることができると伝えた。大谷選手はこの話と米マイナーリーグの現実を考慮し、最終的に自らの意志で日本球界を選択した。

栗山氏は、大谷選手の成功の最大の要因は、自身の頭で考え、冷静に判断を下せる能力にあると強調した。

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:運動管理