台北市内の密室脱出ゲーム施設「邏思起子(ロスドライバー)」で、首吊り役を演じていた女性従業員が窒息し、搬送先の病院で死亡が確認されました。この事故を受け、台湾基進党の台北市議選候補である呉欣岱氏は、台北市の蔣万安市長に対し、市政の最高責任者として毅然とした対応をとるよう呼びかけました。

報道によると、被害者の母親はSNSを通じ「娘は密室脱出ゲームの犠牲者だ」と述べ、愛娘を失ったあまりの無念さと深い悲しみを綴っています。呉欣岱氏は、心臓外科医としての専門的な知見から、窒息や缺酸素による脳細胞の損傷は極めて短時間で不可逆的に進行すると指摘。事後の営業停止命令よりも、事前の厳格な監査と監督が何よりも重要であると主張しました。

呉氏は、台北市で近年相次ぐ事件(虐待死事件や食中毒問題など)において、蔣市長側が常に責任を中央政府に転嫁し、「不作為」を繰り返していると批判。現行法が未整備であることを理由に、行政が現場の安全点検(建築法、消防法、労働安全衛生法など)を怠ることは許されないと述べました。

最後に呉氏は、台北市に対し、密室脱出ゲームやホラーハウスなどの高リスクな没入型エンターテインメント施設を対象とした、部署を横断する緊急の全面合同査察を開始するよう要求。「官僚の怠惰が、次の若者の命を奪うことにならないようにすべきだ」と強く警鐘を鳴らしています。

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:社會