【中央社】駐ホーチミン市台北経済文化弁事処は16日、ホーチミン市アオザイ博物館と共同で「ベトナム文化体験日」を開催しました。母の月にあたる5月の感謝の念を込め、文化交流に人道支援を組み合わせた形で、ホーチミン市枯葉剤被害者協会への寄付儀式も行われました。
イベントには韓国耀・駐ホーチミン市台北経済文化弁事処長、黄玉雲・アオザイ博物館館長、阮洪山(Nguyễn Hồng Sơn)・ホーチミン市枯葉剤被害者協会主席らが出席。また、世界華人工商婦女企管協会ベトナム分会や、各地の台湾商会(新順、同奈、ホーチミン市、平陽)の代表や会員が多数駆けつけ、台湾とベトナムの民間の絆の強さを体現しました。
プログラムはアオザイ博物館のガイドツアーから始まり、参加者はベトナムの民族衣装「アオザイ」の100年にわたる歴史と進化を学びました。続いて、ホーチミン市文化大学の学生による歴代アオザイのファッションショーが行われ、古典と現代美学が融合した演出が会場を魅了しました。また、枯葉剤被害者協会のメンバーによる力強い生命の尊さを伝えるステージも披露され、台湾の参加者も歌唱で交流を図りました。
寄付儀式では、駐ホーチミン市台北経済文化弁事処および台湾商会などが協会に善意の寄付金を贈呈しました。阮洪山主席は台湾側の人道支援に対し、心からの感謝を表明しました。韓国耀処長は、文化継承と社会貢献を両立させた意義を強調し、こうした深い交流が両国民の相互理解と友好関係を深めることを期待すると述べました。
最後はベトナムの農村料理を囲み、参加者は実際にアオザイを着用して博物館園内を散策するなど、ベトナムの伝統美学を肌で体験する機会となりました。
なお、ベトナム戦争中の1962年から1971年にかけて、米軍は約8000万リットルの枯葉剤(橙剤)を散布しました。これにより約480万人が毒素に曝露し、約300万人が癌や神経系疾患、先天性障害などの深刻な被害を受けており、その災禍は第3世代にまで及んでいます。枯葉剤の除染と補償問題は、現在もベトナムと米国の関係における重要な課題の一つとなっています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:文化交流