(中央社記者 張建中 台北17日電)米国の主要株価指数は15日、全面安となり、フィラデルフィア半導体指数は4%以上下落した。市場関係者によると、台湾の株価指数先物は夜間取引で487ポイント下落し、台湾株式市場は月曜日にも調整局面が続く可能性がある。NVIDIAが5月21日に発表する決算報告が今週の市場の注目点となる。

米・イラン戦争の解決の兆しが見えず、原油価格の高騰が市場のインフレ懸念を高め、15日の米国主要株価指数は全面安となった。ダウ工業株30種平均は537.29ポイント1.07%)安、S&P500種株価指数は92.74ポイント1.24%)安、ナスダック総合指数は410.08ポイント1.54%)安、フィラデルフィア半導体指数は485.314ポイント4.02%)下落した。

ベテランアナリストの王兆立氏は、現在の市場心理はこれまでの急騰と過熱感から、短期的な高値警戒感による調整局面にあるものの、依然として前向きな見方を維持していると述べた。

王兆立氏は、台湾株式市場は4月以来、累計で10685ポイント上昇し、33.68%の上げ幅を記録したと指摘。5月15日の指数は上下に1391ポイントの変動を見せ、最高値42408.66ポイントで史上最高を更新、最安値は41016.73ポイントで、終値は41751.75ポイントだった。

王兆立氏は、人工知能(AI)の需要が旺盛で、TSMCなどの関連企業の第1四半期決算は多くが好成績を収め、経済の高度成長を牽引したと述べた。第2四半期の事業見通しも依然として楽観的であり、これが今回の株価急騰の主な原動力となっている。

AIチップのリーダーであるNVIDIAは21日に決算を発表する。王兆立氏は、NVIDIAの決算が今週の市場の注目点であり、AI市場の持続的な活況を受け、投資家はNVIDIAがポジティブな情報を発表し、株価を最高値に押し上げることを広く期待していると述べた。

王兆立氏は、企業の決算シーズンが終盤に差し掛かるにつれ、決算の好材料効果はすでに織り込み済みであり、投資家は好材料出尽くしによる調整局面に転じることに警戒すべきだと述べた。また、サムスン(Samsung)の労働組合が今週ストライキ行動を開始することや、米・イラン戦争の展開も、その後の影響に注意する必要がある。(編集:張良知)

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:財經