(中央社記者 李宗憲 バンコク19日 中央社電)急速に変化する世界の安全保障情勢と技術発展に対応するため、タイ軍は「統合能力コマンド」の設立を計画し、人工知能(AI)自律軍事システムと分野横断的な作戦能力の発展を推進する。 バンコク・ポスト(Bangkok Post)が本日報じたところによると、タイ王国軍司令官ウクリス・ブーンタノンド(Ukris Boontanondha)氏は17日、バンコクの王立空軍本部で2026年度財政会議を主宰し、陸軍、海軍、空軍の司令官および警察長官などの高官が出席した。会議では、自律システムの研究開発を通じて、現代の技術戦争の課題にどう対応するかが焦点となった。 報道によると、現代戦において人工知能と自律技術の役割がますます重要になる中、タイ王国軍総司令部は、陸、海、空、宇宙、サイバー空間を網羅する「全領域作戦」(All Domain Operations)のビジョンを概説した。目標は、作戦の精度向上、兵員の死傷者削減、および部隊の持続的な作戦能力の維持である。 軍によると、計画中の「統合能力コマンド」(Joint Capabilities Command, JCC)の枠組みに基づき、自律システムと防空能力を統合した統合部隊がすでに設立されている。このイニシアチブはまた、国内の防衛産業やトップクラスの学術機関とのより緊密な協力を求め、防衛技術分野での長期的な自立を目指している。 タイ王国軍報道官のウィタイ・ライトムヤ(Withai Laithomya)氏は会議後、部隊が3段階の自律システム開発フレームワークを提案したと述べた。第1段階では、攻撃ドローンや爆弾処理ロボットの分野などで、人間が最終的な決定権を保持する。第2段階は、無人水上艦や自律型車両部隊など、限られた人間の監督下で独立して運用できるシステムである。 第3段階には、自律型ドローン群や自動地雷除去システムなど、人間が立ち入れない高リスク環境向けに設計された完全自律システムが含まれる。 タイ軍は現在、AIによるサイバー脅威検知システム、災害避難や後方支援に使用されるドローン、および地雷除去車両など、一部の自律技術をすでに配備している。

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  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:政策