(台北中央社記者 林長順、劉世怡21日電)TSMCの元エンジニア、陳力銘らによる営業秘密漏洩事件で、知的財産及び商業裁判所は東京エレクトロン(東京威力公司)に対し、執行猶予3年、TSMCに1億元、国庫に5000万元の支払いを命じる判決を下した。東京エレクトロン、高等検察署ともに上訴せず、昨日確定した。 別途、同裁判所によると、被告の盧怡尹、陳力銘、陳韋傑の3人はすでに上訴している。その他の被告および検察官部分の上訴期間はまだ満了していないため、上訴するかどうかは未定である。 台湾高等検察署は本日、検察官が検討した結果、原判決の事実認定および法適用に誤りはないと判断し、上訴しないことを決定したと発表した。 検察の起訴状によると、陳力銘は2023年下半期から昨年上半期にかけ、東京エレクトロンがTSMCの先端プロセスにおけるより多くの拠点での設備サプライヤーとなることを目指し、当時在職中だったTSMCのエンジニア呉秉駿、戈一平に対し、重要技術と営業秘密を提供するよう繰り返し要求。これらを撮影・複製し、東京エレクトロンがエッチング装置の性能を検討・改善し、TSMCの2ナノメートルプロセスのエッチング拠点における量産機サプライヤーの資格を獲得するために利用した。 台湾高等検察署知的財産分署は昨年8月27日、国家安全法における国家核心重要技術営業秘密の域外使用などの罪で陳力銘、呉秉駿、戈一平を起訴。その後、東京エレクトロンが陳力銘に対する監督責任を負うと認定し、同社を追起訴した。 検察はさらに、東京エレクトロンのハードディスクにTSMCの国家核心重要技術である「14ナノメートル以下のIC製造技術およびその重要ガス、化学品、設備技術」などの営業秘密が保存されていることを発見し、陳力銘、TSMCエンジニアの陳韋傑、東京エレクトロン従業員の盧怡尹を追起訴した。 知的財産及び商業裁判所は今年4月27日に一審判決を言い渡し、国家安全法違反などの罪で陳力銘に懲役10年、呉秉駿、戈一平にそれぞれ懲役3年、2年を宣告。陳韋傑には懲役6年、盧怡尹には懲役10ヶ月、執行猶予3年、国庫への100万台湾元の支払いを命じた。 同裁判所は、東京エレクトロンが罪を認め、捜査に積極的に協力し、親会社である東京エレクトロン株式会社とともにTSMCと和解に至ったことを考慮。罰金1億5000万元、執行猶予3年の判決を下し、判決確定日から1年以内にTSMCに1億元、国庫に5000万元を支払うよう命じた。(編集:張雅浄)1150521
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- 出典:中央社 CNA
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