(中央社スウェーデン・ヘルシンボリ22日総合外電)米国のトランプ大統領がイラン戦争を理由に北大西洋条約機構(NATO)の役割に疑問を呈して以来、米国務長官マルコ・ルビオ氏が本日、ヘルシンボリで初めてNATO外相と会談する。NATO外相らは米側を懸命に宥めようとしている。ルビオ氏はスウェーデンでのNATO外相会議に出発する前、トランプ大統領が一部のNATO加盟国が米軍基地の使用を許可せず、イラン戦争への支援拡大を拒否していることに「非常に失望している」と述べ、特にスペインを名指しした。ルビオ氏は米マイアミでメディアに対し、「スペインのような一部の国が我々に基地の使用を拒否するなら、これらの国がNATOに留まる意味があるのか?これは非常に公平な疑問だ。公平に言えば、NATOの中には米国に協力している国もある。これらの問題は我々が共に議論する必要がある」と語った。トランプ氏は、NATO同盟国が米国とイスラエルの軍事行動への支援を拡大できていないことを強く批判してきた。NATO当局者は、米国はNATO同盟国にイラン戦争への参加を求めていないが、多くの加盟国が約束を履行し、米軍に領空と国内基地の使用を許可していると強調した。トランプ氏は、米国がNATOからの脱退を検討しており、ワシントンが相互防衛の約束を遵守する義務があるのかと疑問を呈し、ヨーロッパから5000人の米軍を撤退させると発表した。トランプ政権がNATOから完全に脱退する可能性のある脅威に直面し、今回のヘルシンボリ会議では、NATO事務総長マルク・ルッテ氏と欧州外相らが懸命に宥めようとすると予想される。イランは開戦以来、ホルムズ海峡の航行を事実上封鎖している。欧州同盟国は、状況が許せばホルムズ海峡の航行の自由を維持するために支援する準備ができていると強調し、同時に欧州の安全保障責任をさらに負うことを望んでいる。(翻訳:紀錦玲)1150522

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:地緣政治新聞