2026年5月25日(月)物件王主催のセミナー「工務店経営×AI!売上を2億から27億にした現役社長が語る活用事例と未来戦略」に、株式会社LIFEFUND(本社:静岡県浜松市)代表の白都卓磨が登壇しました。建築業界におけるAI経営をテーマとし、工務店の活用事例や今後の展望が公開されました。
建築会社経営者の9割が「AIを全社活用できていない」 建築・建設業界でAI活用の機運が高まる一方、その実態は“個人利用”の域に止まっています。建築AI経営研究会が2026年3月に経営者53名を対象に実施した調査によると、全社的にAIを活用できている企業はわずか9.4%。残る90.6%が個人利用・一部部署利用の段階で止まっていることがわかりました。
同調査では、AI浸透の最大の壁は「何から始めればよいか、優先順位が見えない」(51%)ことや、経営者が最も求めているのが「自社に合った成功事例・ロードマップ」(45.3%)であることも明らかになりました。白都卓磨氏は「会社としてAIを使わない選択は、緩やかな倒産を選んでいることだ」と訴えます。
AI経営のヒントとなる4つの提言 【提言①】AI活用を「人事評価」に組み込む 多くの企業がAI導入でつまずく理由は「やらされ感」です。同社は転換点として、全社アンケートで「困っている業務」を集約し、「仕事が楽になるから」という動機へ転換させました。さらに、人事評価にAI活用事例(6件以上)の提出を組み込むことで、1〜3月の3カ月で社内の活用事例が422件に達し、“ナレッジが貯まる組織”を実現しました。
【提言②】リスク対策としての「環境整備とルール化」 AIの個人利用放置は、セキュリティ上最も危険です。同社は総務省ガイドラインをベースに利用ルールを明文化。利用可能ツールの限定や、顧客情報入力の禁止などを徹底することで、リスクを最小化しています。
【提言③】AIで設計提案を“10分”で作成 同社のブランド「PGハウス」は、設計士ではなく営業担当がAIを活用して提案する「営業設計型」を採用。従来2〜3週間かかっていた提案物が、外観パースや間取りを含めわずか10〜15分で作成可能となり、提案力で圧倒的な競争優位を築いています。
【提言④】「AIは経営資源」 AIを経営資源と位置づけ、一人当たり売上1億円を目指す経営戦略を追求しています。
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