株式会社LIFULLのグループ会社である株式会社LIFULL ArchiTech(以下、LIFULL ArchiTech)は、2026年4月1日より、タイにおけるインスタントハウスの本格的な展開を目指し、高品質な工業用テントを展開するTomas Engineering(Thailand)Co.,ltd.(以下「トーマスエンジニアリング」)との業務提携を開始しました。

本提携により、観光分野での高品質なグランピング施設導入のほか、被災地や難民キャンプにおける環境改善など、タイ国内の多様なニーズに応えるため、現地での製造から販売、設置までの一貫した体制を構築します。

背景:タイにおける観光市場の拡大と被災地の復興支援の必要性 タイでは近年、アウトドア市場が急速に拡大しており、特にコロナ禍を経てグランピングは注目のリゾート形態となっています。観光産業への期待が高まる一方で、事業者にとっては大規模な建築開発コストの負担や、自然豊かなリゾート地における施工の難しさが障壁となっており、高品質な宿泊施設の導入が十分に進んでいないという現状があります。

また、自然災害が多いタイでは、洪水で事業所や住居を失い商売ができなくなった人々や、今なお厳しい集団生活を余儀なくされている人々がおり、居住環境の改善や復興支援が急務となっています。

インスタントハウスの効果と課題解決 インスタントハウスは、テントシートを空気で膨らませながら内側から断熱材を吹き付けた構造物で、シンプルな工法により1棟あたりわずか数時間で設置可能なため、長期間の工事や大きな資材搬入が難しい場所でも初期コストを抑えて設置することが可能です。また、断熱性・遮音性・耐久性に優れ、さらに耐震性(※1)、耐風性(※2)をあわせ持っているため、宿泊スペース、ワークスペース、フィットネスなどの用途だけでなく、被災地や難民キャンプの居住空間、避難所の医療救護室や子どもやコミュニティの休憩所、事業再建のための店舗利用などにも活用できます。どんな自然環境の中でも「夏は涼しく、冬は暖かい」という特徴により、暑さの厳しいタイでも冷暖房に多くのエネルギーを使うことなく快適に過ごすことができ、事業者のランニングコスト削減を可能にします。

※1 震度6強の地震に対して、崩壊しない。重要度係数1.0程度。(建築に置き換えた場合) ※2 粗度区分Ⅱ程度。耐風速・風速程度80m/秒程度。インスタントハウスの周囲を10㎝ピッチで地面に固定した場合。

トーマスエンジニアリングとの協業による取り組み トーマスエンジニアリングは、タイで数少ない本格的な工業用テント事業を展開しており、テント製造において高い品質・安全性、技術とノウハウを有しています。そのため、インスタントハウスにおいても、高い品質を維持しながら、コストを抑えたスピーディーな供給体制の構築が可能です。本提携に基づき、LIFULL ArchiTechが国内で培ってきたノウハウをトーマスエンジニアリングへ提供するとともに、トーマスエンジニアリングの強みであるテントの製造力、資材調達力を活かしてタイ現地での事業展開を進めてまいります。

今後は、観光事業者向けの高付加価値なグランピング用ハウスの販売・設置に加え、災害支援や人道支援を目的とした、タイ政府機関や地方自治体との連携による居住空間提供も目指してまいります。

▼LIFULL ArchiTech 取締役COO/名古屋工業大学共同研究員 山中典 コメント 今回の提携は、インスタントハウスをタイで生産・供給できる体制を築き、地域に根ざした形で展開していく重要な一歩だと考えています。タイでは観光需要の拡大とともに、自然災害や気候環境への対応も求められており、快適性と施工性を両立できるインスタントハウスには大きな可能性があると感じています。トーマスエンジニアリング様の高い技術力とネットワークを活かしながら、観光分野だけでなく、災害支援や地域の居住環境改善にも貢献できるよう取り組んでまいります。

▼Tomas Engineering(Thailand)Co.,ltd. 代表 野崎幸三 コメント この度、株式会社LIFULLおよび名古屋工業大学が共同開発した革新的な簡易構造物「Instant House(インスタントハウス)」のタイにおける製造・販売に関し、業務提携を締結できましたことを大変光栄に存じます。優れた断熱性と施工の迅速性を兼ね備えた本製品は、災害対応からリゾート施設まで幅広い用途に対応しており、成長著しいタイ市場においても大きな可能性を秘めていると確信しております。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:提携
  • 関連組織:Tomas Engineering(Thailand)Co.,ltd.
  • 製品・サービス:インスタントハウス