ライオン株式会社(代表取締役兼社長執行役員:竹森 征之)は、トイレ空間内に存在し、トイレのニオイの原因になっている「ニオイ菌」、Micrococcus luteus(以下、M. luteus)とKocuria marina(以下、K. marina)が、尿汚れだけでなく、トイレットペーパー使用時に生じるホコリ(以下、ペーパーホコリ)も栄養源として増殖することを確認しました。また、これら2種の菌は、尿汚れやペーパーホコリがない条件では1日も生存できないのに対し、汚れ共存下では、2週間から1ヶ月間にわたり生育することがわかりました。本研究内容は、2025年12月2日(火)~12月5日(金)に開催された「2025年室内環境学会学術大会(福岡県、北九州国際会議場)」にて発表し、大会長奨励賞(技術部門)を受賞しました。研究背景として、生活者はこまめに掃除をしているにも関わらず、なんとなく残るニオイに不満を抱いています。これまで当社ではニオイ菌が便器周辺だけでなく、床や壁、換気扇などトイレ空間全体に存在していることを見出しました。今回は、トイレ特有の「尿汚れ」と「ペーパーホコリ」が、「ニオイ菌」の生育に与える影響を調べました。検証の結果、尿やペーパーホコリが存在する条件では、いずれの菌も数の増加が認められ、生存期間も大幅に延びることが判明しました。さらに、ペーパーホコリは換気扇による空気の流れに乗って、上方にも舞い上がり、トイレ空間全体に広がることも確認されました。まとめとして、ニオイを抑えるためには、手が届きにくい場所を含め、尿やホコリをなくし、ニオイ菌の生育を促進させないことが重要です。ライオンのリビングケアマイスターは、これからのトイレ掃除には、便器や床だけでなく、換気扇や天井付近など空間全体を意識したお手入れが大切であるとアドバイスしています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
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