株式会社マイナビは、2027年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査4月<就活生のAI利用について>」の結果を発表しました。
調査結果のハイライト
### 1. 就職活動でのAI利用率が8割を突破 就職活動でAIを「利用したことがある」学生は82.7%に達し、前年比で18.3ポイントという大幅な増加を見せました。主な利用方法は「ESの推敲(71.8%)」、「面接対策(56.2%)」、「ESの作成(55.0%)」の順となっています。特に「面接対策」での利用は一昨年比で38.4ポイントも増加しており、実用的なツールとしての定着が進んでいます。
### 2. 情緒的なサポートとしてのAI活用 AIを利用する目的として、「作業時間の短縮(54.3%)」が最多である一方、28.8%の学生が「自分だけの考えで決めるのは不安だから」と回答しました。また、約半数の学生(47.6%)がAIに就活の相談を行っており、将来の不安や友人に話しにくいストレスを聞いてもらうなど、精神的な支えとしての役割も担っています。ただし、AIの回答を全面的に信頼するのではなく、68.7%の学生が「判断材料の一つとして考慮する」と回答しており、冷静な活用姿勢が見て取れます。
### 3. AI普及によるキャリア選択への影響 62.6%の学生が、AIの普及によって就職活動が「変化した」と回答しました。具体的な変化として、「AIに代替されにくいと感じる業界・職種を中心に応募するようになった(11.4%)」や、「もともと志望していた業界・職種の選考を控えた(3.4%)」といった声が上がっており、AIの存在が将来のキャリア形成における判断基準の一つとなっている実態が浮き彫りになりました。
研究員の考察 マイナビキャリアリサーチラボの研究員、中島英里香氏は次のように述べています。「学生のAI利用率は年々高まっており、就職活動における必要不可欠なパートナーとなりつつあります。これまでは効率化のための『道具』でしたが、近年では情緒的なサポートを求める傾向も見られます。最終的な意思決定は自身で行いつつ、AIを賢く支援役として活用することが求められています。」
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:調査
- 関連組織:株式会社マイナビ
- 製品・サービス:マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査4月