首都圏賃貸市場動向:CRIX指標を活用した最新のエリア別分析
日本情報クリエイト株式会社は、賃貸不動産市場の指標であるCRIX指標を活用した月次レポートを公開した。本レポートでは、最新データに基づき、東京23区、神奈川県、埼玉県、千葉県の市場動向を詳しく解説する。
※公表されている数値についての当社調べ。公表されている数値が最新のデータになります。
### ■東京23区の狭い単身者向けの支払い賃料上昇が鈍る
#### 【東京23区】 東京23区では、アパート・マンション共に、全面積帯で空室率の改善が継続している。アパートの平均支払い賃料は、カップル向けの30-50㎡を除き、上昇が鈍っている。また、マンションの支払い賃料についても、面積の狭い単身者向けの0-20㎡の上昇が鈍っている。駅遠や築古、狭小等、条件の悪い物件の賃料改定やテナントの入れ替えが進んでいないことがうかがえる。
#### 【神奈川県】 川崎市では、アパート・マンション共に、全面積帯で空室率の改善が継続している。しかし、アパート・マンションの50㎡-、マンションの20-30㎡を除いて、支払い賃料は前月比で下落している。横浜市では、すべての面積帯で空室率の改善が継続している。供給が多い単身者向け(0-20㎡、20-30㎡)の支払い賃料は軟調だが、カップル向け(30-50㎡)や家族向け(50㎡-)は、物価上昇率には届かないものの、上昇を継続している。
#### 【埼玉県】 さいたま市ではアパート・マンションのすべての面積帯で空室率の改善が継続している。マンションの支払い賃料は、カップル向けの30-50㎡を除き、物価上昇分を確保できているが、アパートの上昇は鈍い。特に家族向けの50㎡-の支払い賃料は下落が続いており、条件の悪い物件が敬遠されていると考えられる。
#### 【千葉県】 千葉県西部では、アパート・マンションのすべての面積帯で空室率の改善が継続している。しかし単身者向け(0-20㎡、20-30㎡)の支払い賃料は下落傾向で推移している。カップル・家族向けにおいても軟調に推移しており、条件の悪い物件では、賃料を下げてテナントを埋めている可能性がある。
### ■CRIX(クリエイト賃貸住宅インデックス)について CRIXは、膨大な賃貸住宅管理データから算出した賃料・空室状況に関するインデックスである。実際の管理実態に合うデータを特徴とし、全国の都道府県・主要市区町村をカバーしている。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:調査
- 製品・サービス:賃貸住宅管理データ